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【2019】本屋大賞に輝いた小説と、ノミネート作品を紹介!(翻訳小説部門・発掘部門もあわせて解説)

本屋大賞2019アイコン

この時期になると本屋さんで
よく聞く文学賞ってありますよね。

そう、「本屋大賞」です。

今年の1月に、新しくて面白い小説が、
新人作家さんから
ベテラン作家さんの作品までの
多様なラインナップで
10作品ノミネートされました!

そして、4月9日に結果発表が行われました。
果たして、栄えある本屋大賞に輝いたのは
どの小説でしょうか?

今回は、
2019年本屋大賞受賞作、および
ノミネートされていた他9作の小説
得票順にご紹介いたします!

また、「翻訳小説部門」「発掘部門」も
あわせてご紹介。

興味のある方は早速本屋さんに出向いてみて
手にとってはいかがでしょうか。

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Contents

本屋大賞とは?【おもに小説の中から書店員が投票で選ぶ!】

そもそも本屋大賞って何?という方へ
ちょっとだけおさらいしてみましょう。

本屋大賞とは、書店員さん達が
「面白かった」
「お客様にも薦めたい」
「自分の店でも売りたい」
という本を投票で決める賞でございます。

投票するのは、
アルバイト・パートを含む
【全国の書店員さん】。

その実行委員会も、
書店員さんたちの有志で組織されています。
まさに「本屋」が中心となって動いているという、
文学賞(要するに本のコンテスト)の中でも
ちょっと変わった賞なのです。

「本屋大賞」を“本屋の店員さんが”作った理由

ではなぜ本屋さんが文学賞を?
そう思われる方も多いことでしょう。
その答えは
「売り場からベストセラーをつくる!」という
本屋大賞のスローガンに示されています。

書店員さん達は、我々本好き読者にとって
出版業界の中では最も身近な存在です。
どのようにすれば本の魅力が伝わるか
読者が求める本とは何なのか
そんな事を日々考えている書店員さん達は
まさに本と読者の橋渡し役

我々読者に寄り添ってくれる本屋さんが
「これは売れる!面白い!売りたい!」
そう太鼓判を押して勧める作品って
読者側としても期待出来ますよね。

読書好きにとって間違いのない文学賞。
それが「本屋大賞」です。
面白い本を探して本屋さんを徘徊するような方は
この文学賞ノミネート作品を手に取れば
きっと素敵な読書体験が出来るはずです。

2019年本屋大賞・受賞小説発表!!

2019本屋大賞の選考対象作品は、
2017年12月1日〜2018年11月30日
日本で刊行された「小説」です。

4月9日、東京都港区の明治記念館で、
本屋大賞の発表が行われました。

はたして結果は……!?

2019本屋大賞『そして、バトンは渡された』:ある少女の「家族の形」を語る家族小説

瀬尾まいこ 文藝春秋 得票数435点

 

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もし、皆様の周囲に
苗字がころころと変わる少女がいたとしたら
どう思いますでしょうか。

親の都合に振り回されているに違いない。
苦労をしているに違いない。

そのような事を思う方が多いはずです。
ですがこの物語の主人公・優子は
苗字や父母がころころ変わっているにも関わらず
意外と不幸な暮らしをしていません。

それは何故か。
優子はいつでも両親を愛し
とても愛されて育ってきたからです。

そんなあらすじを聞くと
「そんな馬鹿な!トンデモ設定過ぎる!」
と思って萎える方もいらっしゃるかと思います。
(例:筆者)

大人のくすんだ心で斜に構えながら読んでみると
良い意味で予想が裏切られます。
本書は定型の「父の愛」「母の愛」にとらわれない
特殊でありながら納得できる
家族の形が綴られているのです。

このトンデモ設定をここまで力強く説得できるのも
瀬尾まいこさんの力量によるものでしょう。
確かな文筆力に裏打ちされた深みのある家族小説は
家族のあり方をもう一度問い直したくなります。

2019本屋大賞ノミネート作品を得票順に紹介!!

2019本屋大賞2位『ひと』:青年の成長を等身大に描いた小説

小野寺史宜 祥伝社 得票数297.5点

 

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三年前に父を事故で亡くし
二十歳の秋に母にも先立たれた青年・柏木聖輔。
大学を中退せざるを得なかった青年の
一年を通した等身大の成長物語が綴られています。

今の時代には珍しいことではなく
聖輔は地方から上京し大学に通う一人でした。
親しい知り合いも少ない見知らぬ土地で
唐突に一人ぼっちになってしまった聖輔
人生の目標を見つけて前を向き
アルバイト先で他者との信頼関係を
ゆっくりと構築していきます。

ぶっ飛んだ設定も盛り込まれていなければ
感動を演出しすぎることもなく
この本を読んだ方が
「自分にも起こり得た話かもしれない」
感じてしまう程
ひねた言い方をすれば平凡な物語なのに
何のてらいもなく読めてしまう。
じわりと「ひと」の心地よさが染み渡ります。

孤独を感じがちな現代人にこそ読んで欲しい
ひととの繋がりが優しく染み渡る良書です。

2019本屋大賞3位『ベルリンは晴れているか』:戦後ベルリンが舞台の歴史ミステリー小説

深緑野分 筑摩書房 282.5点

 

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時は第二次世界大戦後
敗戦したドイツ・ベルリンを舞台に繰り広げられる
長編歴史ミステリー!

人の価値や善悪の基準が大きく揺らいだ
戦中・戦後という大きな転換期。
不穏な空気が蔓延するベルリンを舞台に
人々の不安や恐怖を微細に描いた本作品
一人のドイツ人少女を主人公として始まります。

敗戦後のベルリンで不審な死を遂げたある男
彼は主人公アウグステの恩人でした。
アウグステは彼の訃報を知らせるために
彼の甥を探す旅に出かけます。

物語は、戦後のドイツを旅するアウグステ
戦前戦中の彼女の辛い戦争体験
交互に語られるよう構成されています。
この構成が、終盤に明かされる
驚愕の事実に繋がっていくのです。

ミステリーとしても一級品な本作品は
40冊以上もの参考文献を用いて執筆された
舞台のリアルさと臨場感にも注目できます。
ミステリーをベースとした歴史小説と言っても
良いかもしれません。

当時を生きた人々の心情に肉薄するこの作品は
戦争から遠ざかった今の時代にこそ
読める作品なのかもしれません。

2019本屋大賞4位『熱帯』:物語?事実?摩訶不思議な怪小説

森見登美彦 文藝春秋 250.5点

 

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まるで迷宮を旅しているような読書体験が出来る
森見登美彦ワールド全開怪書!
現実と虚構が立体交差して入り混じる
摩訶不思議な物語です。

最後まで読めた人のいないと言われる小説
『熱帯』。
この小説の謎を追う人々で結成された「学団」
そこから始まる不思議な物語の数々
無限の入れ子構造となって綴られています。

ものすごく曖昧で抽象的なあらすじなのですが
本当に、この本ばかりは
「読んでみて下さい」
としか言いようがありません。

物語の冒頭から「森見登美彦」が登場し
フィクションとノンフィクションの狭間を
行きつ戻りつするような序章だったり、
この物語のベースともなっている
『千夜一夜物語』の構造だったり、
結末の衝撃的な締めくくり方であったりと、
どこにフォーカスを当てても申し分なく
とにかく面白い!

極めて挑戦的な本書ですが
普通の読書に飽きてきた方は一読するべきです。

2019本屋大賞5位『ある男』:死んだ夫は「別人」だった…?衝撃の長編小説

平野啓一郎 文藝春秋 242.5点

 

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不慮の事故で死んだ夫は
誰かの「成りすまし」だった。

苦しい過去を乗り越えて掴んだ幸せな結婚生活が
夫の事故死によって脆くも崩れ去った。
夫・大祐の遺言により
疎遠だった実家に連絡を入れずにいた妻・里枝は
一周忌を終えると大祐の実家に連絡をした。

訃報を聞きつけ里枝の元へやってきた大祐の兄は
自宅にあった写真をみて、
「これは自分の弟ではない」
と口走った。

今まで「谷口大祐」と名乗っていた里枝の夫は
大祐に成りすました誰かだったのだ。

衝撃の展開で物語が進む本作品は
謎めいた存在である里枝の夫の過去を探ることで
「人をその人たらしめるもの」について
人種差別や家庭環境など
普段見えにくい人間の苦悩に鋭く切り込みながら
読者に問いかけます。

圧倒される程に洗練された文章と
卓越した豊かな知識が確かな礎となって
読み応えは申し分なしの一冊。
エンターテイメント性とメッセージ性を兼ね備えた
大人の為の物語です。

2019本屋大賞6位『さざなみのよる』:生の喜びを優しく綴る短編集

木皿泉 河出書房新社 239.5点

 

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『野ブタ。をプロデュース』
『セクシーボイスアンドロボ』などの
著名なドラマ脚本で名を馳せた木皿泉の放つ
生の喜びを綴った短編集

43歳にして癌を患い、息をひきとった小国ナスミ。
ナスミの存在は「死」で完結せず
むしろ死の瞬間から湖に落ちた雫の波紋のように
家族、友人、知人へと
生きた証が広がっていきます。

普段漠然とした不安に包まれる「死」の正体は
何て事のない日常の先にあるものだという
優しい死生観を表現した物語は
読後感が最高に心地良い!

本作品は2016・17年にNHKで放映されたドラマ
『富士ファミリー』のスピンオフ作品
この小説についてコメントをされた
富士ファミリー出演女優・片桐はいりさんの

[死後の世界、ってあの世のことじゃなくて、
この世こそたっくさんの人の死後の世界なんだ!]
(『さざなみのよる』木皿泉特設サイトより)

という一文がうるっときます。

優しい心で満たされそうな読後感。
そして、死ぬのが少しだけ怖くなくなる物語です。

2019本屋大賞7位『愛なき世界』:恋敵は草…?甘酸っぱい青春小説

三浦しをん 中央公論新社 208.5点

 

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理系女子と料理男子の甘酸っぱい青春小説!
元々愛の多様性について描いたものが多かった
三浦しをん作品ですが
今回は王道中の王道な男女の恋愛もの…
とはいきません。

何せ料理男子・藤丸くんの恋のライバルは
「草」です。
もう一度言いますが、「草」です。

恋のお相手である理系女子・本村さんは
三度の飯よりシロイヌナズナの研究が大好きで
恋愛なんてそっちのけの超理系女子。

藤丸君の恋の成就は果たして如何に!
といった物語を主軸として
風変わりなのに愛おしくなる研究者達の
なんて事のない日常と
愛の在り方について描かれています。

恋愛だけが愛ではない。
人を愛する方法はもっと沢山あっていい。
そんな気分にさせてくれる物語です。

読了後にもう一度
タイトルである『愛なき世界』の意味を
かみ締めてみたくなります。

2019本屋大賞8位『ひとつむぎの手』:現役医師が熱く描いた医療ミステリー小説

知念実希人 新潮社 167.5点

 

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現役医師でもある知念実希人
現場のリアルを事細かに描写した医療ミステリー!

文章中には臨場感ある手術シーンや
解説が欲しくなる専門用語が飛び交いますが
思いのほかスルッと読めてしまいます。

心臓外科に勤務する主人公
泥臭くて不器用で
でも医師として働く姿勢の実直なところに
読んでいて胸が熱くなります。
こんなお医者さんに掛かりたいものです。

医療ものと言うと
派閥争いやドロドロの人間関係を想像しますが
本作品において、そのドロドロ具合は
そこまで強くありません
むしろ良い意味で人間臭くて
登場人物の心理描写もかなり繊細
医療に携わる人たちの熱意がほとばしっていて
読み終わると心が温かくなる
感動系ヒューマンドラマです。

登場人物の人物描写も特徴的で
ドラマ化するなら誰がいいかな…などという
妄想だってはかどります。
今一番オススメの医療ミステリー小説です。

2019本屋大賞9位『火のないところに煙は』:実話“風”本格ホラー小説

芦沢央 新潮社 151.5点

 

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著者本人が主人公としてエッセイ風に書き進めた
トリッキーな実話「風」怪談はこちら。

実際にある地名実際に過去に起こった事
交えながら語られる物語は
ミステリーの手法をベースとした本格ホラー

主人公が執筆するために集められた怪談話が
じわじわと日常を恐怖が侵食していく…
その様子が、ノンフィクションさながらの
リアリティある文体で綴られています。

物語自体は短編怪談の連作なのですが
最終話の物語を読むことで
これまでの伏線が一気に回収され
全てが繋がった!と理解した時のカタルシスと
ホラー独特の不気味な読後感がたまりません。

これだけ完成度の高いホラーを執筆した著者が
ホラー初挑戦というから驚きです。
正直、もっと書いて欲しいくらいです。

近年段々とレベルが高くなるホラー小説の中でも
群を抜いて面白いと思える作品です。

2019本屋大賞10位『フーガはユーガ』:悪意を打ち破る快感「勧善懲悪」小説

伊坂幸太郎 実業之日本社 136.5点

 

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タイトルを聞いて
「コミカルな話かな?」
と思っていると度肝を抜かれる物語。
両親から虐待を受けて育った双子の兄弟
ある特殊な能力を用いて
「悪」を退けるというストーリーです。

双子の主人公に殴る蹴るの暴力を加える父親や
そんな双子を放置して他に男を作る母親に始まり
いじめや性的虐待など
登場する数々の悪人達の下劣さ
かなり顔をしかめてしまいます。
ラストを読むまでは、頭を掻き毟りたくなるほど
怒りや悲しみの感情が呼び起こされます。

そんな「負」が詰まった物語なのに
救いが描かれているから読みやすい!
伊坂作品の多くには
勧善懲悪のストーリー展開が見られますが
本作品もまさにそれ。
純度の高い悪意が描かれているからこその
読みやすさがあります。

伊坂作品が大好きな方はもちろん
今まで読んだことのない方にも
かなりオススメ出来る一冊です。

2019本屋大賞「翻訳小説部門」ランキング

さて、こちらでご紹介するのは
本屋大賞の一次投票と同時に
書店員が投票する「翻訳小説部門」です。

2017年12月1日〜2018年11月30日
日本で刊行された、
海外小説の翻訳作品を対象に選考されます。

さまざまなジャンルから集まった
海外出身の小説たち。
その中から、本屋の店員さんが選んだ
イチオシ3作を見ていきましょう!

2019本屋大賞「翻訳小説部門」1位『カササギ殺人事件』

アンソニー・ホロヴィッツ著 山田蘭訳 東京創元者

 

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上下巻に分かれて怒涛の展開が押し寄せる
ミステリーの面白さをぎゅっと濃縮したような
ミステリーファンも唸る良作です。

アガサクリスティを手本にしたかのような
イギリスの美しい村で起きたある殺人事件。

家政婦の死から始まり、あれよあれよという間に
古典のような美しいミステリーワールドが
繰り広げられる上巻からの
下巻の展開が最高にトリッキーなんです!!

それでいて正統派ミステリーの定石を踏襲し
伏線の張り方ミスリードの匂わせ方も一級品。
文句なしに面白いの一言!

ミステリー好きの必読書になりそうな作品です。

2019本屋大賞「翻訳小説部門」2位『きげんのいいリス』

トーン・テレヘン著 長山さき訳 新潮社

 

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ほっこりキュートなリスの表紙が特徴的な本書は
51章を連ねるショートショート作品です。
少々の哲学と中々のシュールさをスパイスとした
現代のイソップのような物語。
登場人物も全員動物で、とても個性的。

ちょっと不思議な日常の中で
それぞれ人間関係(?)やコンプレックスに
悩んだり苦しんだり喜んだりと
かなり人間臭い動物達
そんな動物達の日常の中に見つけた哲学
ゆるく楽しむ短編集となっています。

自分の為の読書にするだけでなく
誰かと読んでみたくなる優しい本です。

2019本屋大賞「翻訳小説部門」3位『元年春之祭』

陸秋槎著 稲村文吾訳 早川書房

 

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二千年以上前の前漢時代の中国を舞台にした
中国人作家による本格ミステリー。
中国とミステリーの組み合わせに
あまり馴染みがない方もいるかと思いますが
実は中国は、ここ20年の間に
ミステリー人気が高まっているんです!

そんな中、京極夏彦や綾辻行人などの
日本の新本格ミステリに影響を受けた陸秋槎の
自身初となる長編本格ミステリーは
かなり挑戦的な内容となっています。

舞台が古代中国でありながら
歴史小説に傾きすぎず(むしろ現代風)
探偵役と助手役がどちらもうら若き少女。
しかもちょっとただならぬ雰囲気

それ以外にも「挑戦的」な仕掛けがあったり
とにかくエンターテイメント性抜群です。

日本のミステリーに少々食傷気味になったような
目の肥えた方でも楽しめる作品となっています。

2019本屋大賞「発掘部門」

本屋大賞の「発掘部門」。

これは、
書店員さんたちが1人1冊推薦した
“一昨年以前”の作品(ジャンル不問!)
吟味する部門です。つまり、
【今読み返しても面白い本を発掘する場所】。

その中で実行委員会が選んだ1冊が
「超発掘本!」として発表されます。

2019本屋大賞「超発掘本!」『サスツルギの亡霊』

神山裕右 講談社文庫

 

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ミステリーにおいて「密室もの」って
目にする機会が多いジャンルですよね。
本作品もその密室ものの一つだという事ですが
密室の規模が桁違いに広大です。

何と舞台は南極。
閉ざされた広大な土地が
丸々一つの密室なのです。

南極で遭難事故に遭い死んだ筈の兄から
一通の絵葉書が弟の下へ届けられて
物語は始まっていきます。

南極の骨まで凍える寒さ
文章表現でこれでもかと書ききった本作品は
ミステリーでもあり冒険アクションでもあり。

一本の映画を見ている気分で
物語を読み進めることが出来ます。
特に終盤のスピード感は癖になりそう。

スリリングなサスペンスを楽しみたい方に
是非おすすめの一冊です。

おわりに

いかがでしたか?
毎年注目される「本屋大賞」。
2019年一位は瀬尾まいこさんの
『そして、バトンは渡された』

風変わりな家族関係を見つめた本作品は
親子のあり方だけでなく
人と人との繋がり方もとらえ返したくなる
優しい作品です。

他の作品に大差をつけての得票となりました。

しかし!
ノミネート作品は
どれも甲乙つけがたく面白いと思えるものが並び、
これはもう、最終的には読者の好みで
自分の中の大賞を決めても良いかと思います。

ノミネート作品だけでなく
同じ作者の違う作品や
気になったジャンル・キーワードで
新たに面白そうな一冊を見つけ出すのも
読書の楽しみの一つですよね。

そうやって読書の楽しみが広がれば
ますます読書が豊かなものとなるはず。

この記事を読んでくださった皆様が
お気に入りの素敵な一冊と出会えますよう
画面の向こうから密かに祈っております。

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ライター紹介 ライター一覧

紙山 弥実香

紙山 弥実香

図書館勤務経験を持つ趣味人。
自宅の本棚は分類番号と作者の名前あいうえお順で並べることをポリシーとしている。将来自宅に壁一面の書庫を作ることを目標に日々節約している。

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