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【保存版】デートで困らないフレンチ レストランでのテーブルマナーと服装で上品さをアピール♡ (フランス料理)

フレンチでのマナー

マナー講師でライターのやまだ理沙です。

誕生日や彼との記念日など…
さまざまなシーンで素敵なレストランに
コース料理を食べに行くこと、ありますよね。

中でも「フランス料理」と聞くと
堅苦しくて少し敷居が高いイメージはないでしょうか。

フランス料理ってナイフやフォークがたくさん並んでいるの?
フレンチのマナーをよく知らないし失敗したらどうしよう…
服装はどんな格好をしていけばいいの?
こういった疑問や苦手意識が
先に出てしまう人がいるかもしれません。

あれこれ考えると堅苦しくなり、
せっかくのおいしいフレンチも
楽しむ余裕がなくなってしまいます。

それではもったいない!

でもしっかりマナーを知り、身につけておけば、
フランス料理も簡単に楽しく上手にいただくことができます。

そうすれば彼との記念日など特別な日に
ちょっといつもとは違った雰囲気でのフランス料理を
余裕をもって楽しむことができます!

今回は基本的なフランス料理をいただくときの
マナーや服装、知っておくと役に立つことなどを、
わたし自身の経験にも触れながらお伝えします。

イタリア料理のテーブルマナーについては
こちらをお読みください▶︎ デートで困らない!イタリア料理のテーブルマナー

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フランス料理のマナーとは

「フレンチ」というと結婚披露宴など、
あらたまったパーティ会場やホテルでいただく機会が
多かったのは少し前の話。

最近では、お箸でいただくカジュアルなフレンチや、
お友達とランチで気軽に楽しめるフレンチのお店も
増えてきました。
「フレンチ」と聞いても、
あまり堅苦しく考えることなく、
楽しくフレンチのマナーを身につけていきましょう!

フレンチでのマナー

まずは予約を入れる

フレンチのお店あるあるの一つ
「予約なしでは入店できない!」
人気のお店や席数が少ない小さなお店など、
予約が何か月も先までとれない!
というお店が多いフレンチ料理店。

2、3日前までには
予約をしておくとスムーズです。

せっかくのフレンチ。
行く側も待ち時間なくスムーズに席につきたいですよね。

日時、人数、予算、食材のアレルギーの有無
これらが決まり次第予約しちゃいましょう!
いつもスムーズに予約取れていたのに
「その日は貸し切り営業日なんです」
なんてことも十分ありえます。
なるべく早めの行動が功を奏します^^

その他、予約するにあたって
個室はあるか
景色を楽しめる席はあるか
喫煙・禁煙は別れているか
これらも事前に確認できればパーフェクトです!
お店としっかり打ち合わせできていれば
快適に過ごせる席を用意してくれるでしょう。

しっかりと事前予約・確認をすることで
大好きな彼とさらに楽しいひとときを過ごせます^^

フレンチデートにふさわしい服装

フレンチに行くときの服装が分からなくて
悩む人も多いかもしれません。

格式のある高級フランス料理店へ行く場合は
フォーマルな格好で行くのがふさわしいです。
「フォーマル」といっても、
必ずスーツで行く必要はありません。

フレンチでのマナー

<おすすめのスタイル・服装>

◎ネイビーやベージュなど上品な色の膝丈のワンピース
生地は厚めで無地が素敵でしょう。
もしノースリーブのワンピースなら
上からカーディガンやジャケットをサラッと羽織る。
こういったスタイルは上品です。
絶対に失敗しない定番スタイルでしょう!

◎アンサンブルにスカート
上品な色のアンサンブルに
ふんわりしたAラインのひざ丈のスカートなど、
女の子らしくて控えめで良いのですよね!

◎パンツスタイル
ストンとしたサテンやポリエステル素材で
きちんとプレスされた綺麗なパンツを選んで上品に。
そしてパンツの上は、フリルのあるカットソーやブラウスを合わせたり、
アクセサリーで女性らしさをプラスするのも素敵です。

ただしパンツを選ぶ際の注意点
チノパンやリネン素材のパンツは
カジュアルに見え過ぎてしまうことがあるので気を付けましょう!

フレンチでのマナー

◎アクセサリー
飾りがなくて少しさみしい場合は、
パールのネックレスで首元を華やかにする定番スタイルもオススメです。
無難なスタイルではありますが、だからこその安心感があります。

あまり長いロングのネックレスは
食事をするとき邪魔になることも。

また大きすぎる指輪は、
ナイフやフォークを使うときにカチカチと
音を立ててしまい食事の妨げになるかも…。
アクセサリーはいつもより控えめにするのがおススメです。

派手すぎないデザインのイヤリングもおすすめです。

◎足元・靴
ストッキングを履いて、低めのヒールパンプスで
スマートレディーなスタイルに仕上げましょう!

サンダルやミュールはNG。
冬の場合は、ブーツもよくありません。
靴を脱ぐレスランだった場合は、
手間がかかりますしね。

※カジュアルなフレンチレストランでも、
清潔感のあるプレスされた膝丈のワンピースや
スカートで行くのがマナーとされています。
エレガントなスタイルで品を見せれば
一緒にいる彼も安心して
食事を楽しむことができるのではないでしょうか。

実際に見た!TPOを考えられていない服装で来ていた人…

フレンチでのマナー

❌体にフィットしたタイトなミニスカートなど、露出の多い格好

まるでリゾート地で着るような服装で
食事に来ている人を見かけたことがあります。
マナーと個人の自由がせめぎ合うこのご時世ですが
やっぱりフレンチにふさわしい格好とは言えず、
周りの人からの視線も冷たかったのは確か。

胸元や足など露出があまりに多い服装は
品を欠き、お店の人も目のやり場にも困ります。

各お店の趣向性がありますので
それにそぐわない派手な色や大胆な柄モノは敬遠され
お店の空気を壊しかねません。

❌ショートパンツやホットパンツ&ノースリーブ

レース素材のノースリーブのカットソーやブラウス。
今、流行りのスタイルですが、
フレンチレストランにはNG

ショートパンツやホットパンツは
あまりにも軽装すぎますよね。
(南の国でもないのに!)

ここは大人女子として考えたいところ。
せっかくのフレンチデート。
上品な格好を心がけたいものです。

❌素足にミュールやサンダル

まるで草履??
ビーチへ行くときのビーチサンダル?
といったカジュアルすぎる足元の人に
出逢ったことがあります。

これでは「きちんと感」が出ません。

大人女子として、服装だけではなく、
足元にもきちんと気を配りたいものです。

❌デニムやチノパン、ダメージパンツの人

デニムは、せっかくのフレンチデートに
あまりにもカジュアルすぎますのでNG。
ダメージデニムや汚れたように見える色や
穴が開いたデザインのパンツ…
これも良くありませんね。

「スカートよりパンツスタイルが好きだからパンツで行きたい!」
という人は、素材に気を付けて選ぶのがポイントです。

❌香水のつけすぎやメイクが濃すぎる人!

香水は料理やワインの邪魔になることも。
レストランには香水が苦手な人や
気分が悪くなる人もいるかもしれません。

周囲の人のことも考えて、
香水のつけすぎには気をつけましょう!
TPOをわきまえて!これが大人のマナーですよね。

 レストランでのマナー

予約を済ませ、服装が決まり、
さあ、いざフレンチレストランへ!
フレンチレストランでの基本的なマナーを紹介します。

フレンチでのマナー

荷物はクロークへ預ける

フレンチデートのときは、
なるべく小さなバッグで行くのがコンパクトでおススメ。

でも会社帰りにフレンチデート!といった場合など、
荷物が大きい時もあるかもしれません。
その場合、お店へ入り、コートや大きな荷物は、
まずお店のクロークに預けます。

コートや傘を持っている場合も同じくお店に預けましょう!

テーブルへ持っていくのは小さなバッグだけにします。
バッグは椅子にかけるのはNGです!
見た目も美しくありませんよね。
バッグは自分の椅子と背中の間に置くようにしましょう。

携帯電話のマナー

携帯はマナーモード、
もしくはオフでしましょう!
店内で携帯が鳴るのは不快ですよね。

また、SNSに載せたいからと
カシャカシャ撮影をするのも控えたいもの。
こういうマナー違反の方をよく見かけます。
レストランには静かに食事を楽しみたい人もいます。
また格式高いレストランでは
撮影を禁止しているお店もあります。

どうしても記念に撮りたい場合は、
お店の人に聞いてからにします。
そして枚数も控えめにするのが大人女子のマナーです!

レディーファーストが基本!

フランス料理店では、レディーファーストが基本です。
女性には、ドアはもちろん、
椅子を引いてくれたり、席も上座へ案内してくれます。

あまり慣れてないわ…という人も、
レディーファーストで案内されたら遠慮せず、
グズグズしないで店内へ入る、
椅子を引いてもらったらスッと座るようにしましょう。

係りの人が椅子を引いたら、
左側から椅子の前に立ち、
椅子を押してくれたら膝の裏に当たったあたりで
腰をおろします。

スムーズにサービスを受けましょう!
その方が大人として小慣れた感もあり、美しいですよ!

フランス料理の基本的なメニュー

フレンチでのマナー

フレンチレストランのメニューは、
コース料理(フルコース)か
自由に好きなものをチョイスして頼む、
アラカルトに分かれているのが一般的です。

コースの場合、前菜(オードブル)、スープ、
主菜(肉や魚)、デザート、食後のコーヒー
といった感じです。

分からないメニューがあるときは、
お店の人に遠慮せずに聞ききましょう。

アラカルトで注文する場合も、
コースと同じ感じで、前菜、主菜、デザートと、
好きなものを選んで注文すると良いでしょう。

彼とシェアして料理を楽しみたいときは、
あらかじめお店の人に伝えます。
そうするとお皿に分けて出してくれますし、
小皿を用意してくれます。

※カジュアルなランチの場合は、
ワンプレートにして食べやすくアレンジされたものや、
コースの種類が少ないときもあります。

ランチに比べてメニューが豊富なディナーや
格式高いフレンチレストランのとき、
いざメニューを見ても戸惑わないように
前もってお店のHPなどでチェックしておくのも
彼を安心させる材料になりますよ^^

フレンチでのマナー

最初にドリンクをオーダー

席に着き、最初に決めるのが、飲み物です。
食事の前にドリンクをオーダーしましょう。

また、食前酒をどうするか?聞かれることがあります。

食前酒は頼んでも頼まなくても良いもの。
飲む場合は、シャンパンなどの発泡性のあるお酒が多いです。

フランス料理と共にいただく飲み物…
それは、ワインでしょうか。

おそらくビールがあるお店は少ないでしょう。
アルコールが飲めない場合は、
ミネラルウォーターやペリエ、
ソフトドリンクなどをオーダーし
彼との食事を楽しんでくださいね!

ナプキンを広げるタイミング

ナプキンは広げるタイミングがあります。
席にいてすぐに広げている人をたまに見かけますが、
これは間違いです。

料理をオーダーしてから広げましょう。
ナプキンは2つ折りにし、
折り目を手前にして膝の上に置きましょう。

子供のように首からかけるのは避けましょう。
ナプキンの役割は、汚れた指を拭いたり、口もとを拭くものです。
自分のハンカチではなく、
お店で用意されたナプキンを使用するのがマナーです。

 ナイフ、フォークのマナー

フレンチをいただくとき、
ナイフ、フォークの使い方で少し心配な人もいるかもしれません。
そんな不安を取り除いてフレンチを楽しむために、
基本的なマナーを紹介します。

フレンチレストランでのカトラリー

席に案内されると多くのお店では、
ナイフ、フォーク、スープ用スプーン、グラスなど
カトラリーがずらっとセッティングされています。

これらは、外側から使っていくのがマナーです。

カトラリーは外側から、
オードブル、魚用、肉用となっています。
右端に置いてあるスプーンは、スープ用です。

コース料理を頼んだ場合は、
出てきた料理に沿って使っていけばOK!

アラカルト(単品)で注文した場合は、
メニューによって使わないものも出てくるので
お店の人が不要なカトラリーを下げてくれます。

落としてしまったとき、間違った使い方をしたとき

もし間違えてカトラリーを使ってしまっても、
焦ることはありません。

そのまま使い続けてOKです。
係りの人がお皿を下げるときなどに、
新しいカトラリーを補充してくれますので、
安心してください。

また、うっかりカトラリーを床に落としてしまったとき、
自分で拾いません。

係りの人に拾ってもらい、
新しいものと取り換えてもらいましょう。

また、グラスを倒したりしてテーブルを汚してしまった場合も、
係りの人に任せましょう。

万が一のことがあっても
フレンチ店のスタッフさんたちが
フォローしてくれるので安心です。

ナイフとフォークで「食事中」とサインができる

食事中に席を立つことがあるときなど、
「まだ食事中」
「もう済みました」
といったサインをナイフとフォークですることができます。

まだ食事中の時は
ナイフとフォークをカタカナの「ハの字」にし
お皿に置いておきます。

食事が済んでいるときは
ナイフとフォークをお皿の中心に揃えて斜めに置きます。
これでお店の人へサインになりますので
上手に使い分けてみてくださいね。

スープやパンの食べ方・マナー

フレンチでのマナー

スープのいただき方

スープ皿で出てきた場合、
スプーンで音を立てないように
向こうから手前にそっとすくって、
静かにいただきます。

熱いからと「フーフー」したりしないこと。
少しずついただきましょう!

また、お皿ではなく、
スープカップで持ち手がついている場合は、
持ち手を持って直接口をつけて飲んでもかまいません。

パンの食べ方、マナー

食事の時よりも前に、スープと同じタイミングで
パンが出てくるレストランが多いです。

パンがおいしいからと食べすぎには気を付けましょう。
お腹がふくれてしまったらせっかくの主菜を
楽しむことができなくなってしまいます。

また、パンの丸かじりはNG!
一口大にちぎって、いただきましょう。

パンはおかわりできます。
係りの人に頼んでもかまいませんし、
向こうから聞いてくれることもありますの
で遠慮なく食べてもかまいません。

そして、なるべくメインディッシュが終わるまでに
パンを食べ終わる方が、スムーズで美しいマナーです。

※パンくずがテーブルに落ちてしまったとき、
テーブルの下にはらって床に落とすのはやめましょう!

係りの人がデザートのときまでに専用のもので
テーブルのパンくずをキレイにしてくれますので
お任せしましょう。

 メインディッシュの食べ方・マナー

フレンチのメインディッシュ。
魚や肉が出ます。
肉料理ならステーキや子羊、
魚ならムニエルやポワレなどが一般的でしょうか。

フレンチでのマナー

肉料理の食べ方

肉用のフォークを使います。
ステーキの場合、
左側から一口大に切りながらいただきましょう。
向こう側から手前に一気に引くようなイメージで
ナイフで切って食べます。

子羊の骨肉ローストなど、
「骨付き」のメニューは小さなものであれば、
骨の部分を手でつかんで持って食べてもかまいません。

「フィンガーボール」といって
汚れた指を洗うボールが用意されているときは
遠慮せずに手でいただきましょう。

肉が大きい場合やフィンガーボールがないときは、
フォークでしっかりお肉を押さえて、
骨からそぎ落とすようにお肉を切っていただきましょう。

※フィンガーボールは、
手で直接食べ物を食べたときや
フルーツを食べるときに用意されます。
使うときは片方ずつ。
親指、人差し指、中指の順にボールに入れて
指を洗い、ナプキンで拭きましょう。

フレンチでのマナー

魚料理の食べ方

ムニエルの場合、
魚の左側からナイフで切り、少しずつ食べましょう。
骨がある場合は、中骨に沿ってナイフを横に入れて、
骨と身を離していただきます。

ポワレ(蒸し焼き)のときは、
魚を一口大に切り、フォークで食べましょう。
ソースがあったら一緒に食べたいですよね。
切った身を手前のソースから
そっとつけていただきましょう!

フレンチでのマナー

フランス料理のマナーの最後に

いかがでしたか。
フレンチのマナーといっても、
国によって少し違ったり、
時代とともにスタイルが変化したりもしますが、
基本的なマナーはいつの時代も同じではないでしょうか。

さりげなくフレンチのマナーを心得ておけば、
気負いすることなく、
気軽にフランス料理を楽しく美味しく
いただくことができますよね!

おしゃれな空間でおいしいフレンチを綺麗にいただき、
フレンチな気分を存分に味わい、
楽しい思い出を残していってくださいね。

結婚式でのマナーやルールについては
【今更聞けない】結婚式・披露宴の大人女性の品格のある美しいマナー
こちらをご覧ください!

※この記事の内容はあくまでも一人のマナー講師によるものでマナーには異なる見解がある場合もあります。それも踏まえた上でお読みいただけると幸いです。

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ライター紹介 ライター一覧

Risa

Risa

マナー講師、「貴方のカウンセリングルーム」カンファレンススタッフ。
品格のあるマナー、大人の女性が美しくいるための記事を執筆中。

小さいころから動物が大好き。保護活動もしています。
たくさんの猫と暮らした経験から、猫の習性や行動を熟知しています。

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