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【これって夏季うつ?】夏が来たのに元気が出ない。それ夏バテじゃなくて夏季うつかも!

【夏バテじゃない?】夏が来たのに元気が出ない。これって夏季うつ?

春が過ぎ
気温もどんどん上がって、
さぁ夏だ!

海にプールに、BBQ、キャンプも
なんて楽しい予定に
毎年胸を躍らせていたのに、
なんだか今年は元気が出ない…。

毎年夏がくると、
理由はわからないのだけれど
どんよりと気持ちが
落ち込んでしまう……。

気温のせい?
夏の夜は眠いのに
布団に入っても目が冴えて
眠れない…。

それもしかしたら
「夏季うつ」かもしれません。

「夏季うつ」(夏季鬱)
それって「うつ病」なの?

「うつ病」だなんて大げさすぎる、
ただの「夏バテ」じゃないの?

と、思う方も
いるかもしれませんが、
「夏バテ」と「夏季うつ」は
症状が異なっています。

「うつ」と聞くと大変な
ことのように聞こえますが大丈夫。

放置しておくのは
よくありませんが、
工夫することで
「夏季うつ」を予防したり、
症状を緩和・改善することもできるんです。

もし気になる症状があるのなら
セルフチェックで診断し、
原因や改善方法を知って、

「夏季うつ」を吹き飛ばし
夏を思いっきり楽しんでいきましょう!

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「夏季うつ」ってなんだろう?どんな症状が出るの?

【夏バテじゃない?】夏が来たのに元気が出ない。これって夏季うつ?

みなさんは「夏季うつ」という言葉を
耳にしたことはありますか?

これは季節性のうつ病
「季節性感情障害」の一つと
考えられています。

では「季節性感情障害」とは何でしょう?

うつ病には何かしら
発症の引き金となる原因がありますが、

「季節性感情障害」は
特に思い当たるストレスの原因がなく、
決まった季節にだけ症状が出てくる
脳機能障害の一種とされています。

1-1.こんな症状があったらご用心、「夏季うつ」かどうかセルフチェック
では「夏季うつ」には
どんな症状が出てくるのでしょうか?

下記の症状を見て、
自分が「夏季うつ」になっていないか
セルフチェックしてみましょう。

・抑うつ症状
憂鬱な気持ちになり、
わけもなく落ち込んでしまう。
いわゆるうつ病にも共通して現れる症状で、
他にも意欲減退、
決定力の低下などの症状がでることもある。

・焦燥感
自分の感情や心の変化に
気持ちが追いつかず、
戸惑い焦ってしまう心の状態。

常に焦燥感に襲われていると
イライラや不安が生まれ、
言動がきつくなり人や物に当たる。
運転が荒くなるなど
日常生活にも影響が出てきてしまうため注意が必要。

・倦怠感
普段はしない激しい運動や、
日頃の業務量を上回る仕事などの、
特に疲れるような要因がないのに
体のだるさを感じる状態。

上記の抑うつ症状もあり
外出や運動など体を動かすこと、
人と関わることが億劫になったりする。

・不眠
布団に入ったのに眠れない。
またはとても眠りが浅く
体に疲れが残ってしまい
しんどさが抜けない状態が続く。

眠れないことで自律神経が乱れてしまい、
そこから自律神経失調症になり、
うつ病になる危険性もある。

・食欲不振
お腹が空かない。
食事の時間になっても
食べる気が起きず食欲がなくなり、
食事に対して消極的になってしまう。

睡眠不足からの
疲労感に加えて倦怠感もあるため、
自炊をすることが嫌になったり、
外出が億劫なため外食もしなくなってしまい、
改善しないと摂食障害に
なってしてしまうこともある。

【夏バテじゃない?】夏が来たのに元気が出ない。これって夏季うつ?

「夏季うつ」の原因はなんだろう?

「季節性感情障害」の一種である
「夏季うつ」は夏が過ぎれば症状がなくなり、
いつもの状態にもどるので
本人だけでなく周囲も「暑いからだろう」
と軽く考え、気づくのが
難しい病気でもあります。

けれど、上記にあげられた症状の中には
放っておくと深刻なうつ病に
繋がりかねないものもあり
放置しておくのはやはり危険です。

では「夏季うつ」の
原因になっているものは
なんでしょうか?

実は明確にこれだ
という原因はわかっておらず、

メラトニンなどの神経伝達物質が
日光によって影響を受けるせいでは
ないかと言われています。

現に、「夏季うつ」と同じ
「季節性感情障害」である「冬季うつ」は
冬の間日照時間が短くなる
北欧などでの発祥率が
他の地域に比べて高い
ということが知られています。

そのため「冬季うつ」の治療には
照射療法という一定時間ライトなどで
日光に近い光を浴びせ症状を改善する
という治療法が用いられています。

「夏季うつ」の場合は
日照時間に問題はないため、
発症には夏特有の暑さ、
気温の高さが原因ではないだろうか
と言われていますが、
これは考察の域をまだ出ていません。

日本の夏は暑さに加えて
湿度も高く不快感が増すため
そこも関係しているかもしれません。

「夏季うつ」にしろ
「冬季うつ」にしろ、
どちらも心因性のうつ病と言うよりは、
環境からくる体への影響が
発端となっている
うつ病といえるようです。

これは「夏バテ」?それとも「夏季うつ」?

「夏季うつ」の症状は「夏バテ」の症状と
とてもよく似通っていて、
さらに夏にしか発症しないため、

「夏バテ」だと判断されやすく
なにも対処をしないままに
なっていることが多いようです。

けれど「夏バテ」の症状にもある
「不眠」「食欲不振」のほかに、
「気分の落ち込みや不安感などの精神的不調」
を伴っている場合は
「夏季うつ」の可能性があります。

明確なストレスや落ち込みの原因に
心当たりがないのに気分が晴れない、
気持ちが落ち込む状態が長引いていて、
かつ毎年同じような症状がある場合は
特に要注意です。

夏が過ぎれば症状が消えてしまう
「夏季うつ」ではありますが、
夏バテの症状があるだけでなく
抑うつ症状や食欲低下がひどい場合、
正確な診断が難しい場合は
悪化して深刻なうつ病に
発展してしまう危険性もあります。
そんな時は専門機関の受診を
検討することもおすすめします。

原因を知ることで「夏季うつ」の症状を改善しよう

明確な原因は未だ不明なままの
「夏季うつ」ですが、
環境が引き金となって
起きているのは確かなようです。

加えて「夏季うつ」などの
「季節性感情障害」は男性に比べて
女性の方が発症率が高い事がわかっています。

これは女性ホルモンの変動に加えて、
太陽光や、気温・湿度などの
環境からの影響を女性の体のほうが
敏感に受け取っていることが
原因だと言われています。

ですので、対症療法的な方法で
症状を緩和、改善していくことが
できるのではないでしょうか。

【夏バテじゃない?】夏が来たのに元気が出ない。これって夏季うつ?

不眠をやっつけろ!快適な眠りのために

夏につきものの熱帯夜。
日本の夏は暑いだけではなく湿度も高いため、
体中に暑い空気がまとわりつくような
不快感に眠れないという人も
多いのではないでしょうか?

ただでさえ寝苦しいのに
せっかく寝付いても
夜中に目を覚ましてしまうこともしばしば。

加えて「夏季うつ」の場合は
眠りが浅くなりがちですので、
クーラーで室温を調整したり、
冷感シーツや氷枕を利用するなど、
眠りやすい環境を整える工夫をしましょう。

環境を整えること以外にも、
寝る間にスマホやPCの画面を見ていると
脳が刺激されてしまい、
興奮状態になり眠れなくなってしまいます。

不眠が続くと自律神経が乱れ
うつ症状に陥りやすくなります。

布団に入る時間を決めて、
その時間の1時間前には
スマホやPCの電源を落とすようにし、
目と脳を休める習慣を作るのも効果的です。

【夏バテじゃない?】夏が来たのに元気が出ない。これって夏季うつ?

夏だからこそしっかり食事をとって一緒に夏バテ解消

夏はどうしてもアイスやかき氷など
冷たいもの、
ところてんやゼリーなど
口当たりの良い物、
そうめんやうどんなど
喉越しのいいものをえらびがちですが、

食事の内容が偏ると栄養が偏り、
体の中でセロトニンが
不足してしまいます。

セロトニンとは
精神の安定を促す神経伝達物質。

セロトニンが不足すると
心が不安定になり精神状態に
不調が出やすくなってしまいます。

セロトニンを体内で作るために
必要なものの一つが
「トリプトファン」と呼ばれる物質。

肉類、赤身の魚、たらこなどの魚卵、
糸引納豆、高野豆腐など
タンパク質を多く含む食品に含まれています。

トリプトファンだけを摂取していれば
セロトニンが増えるわけではなく、
トリプトファンを吸収するためには
ビタミンB6が欠かせなかったり、
ビタミンB12には精神を
安定させる作用があったりと、

いつも通りバランス良く
いろんなものを食べることで
不調を改善することができます。

夏は麺類など炭水化物メインの
食事になることも多いですが、
タンパク質やミネラルも積極的にとることで
「夏季うつ」のみならず
「夏バテ」解消にも繋がりますよ!

夏を快適に過ごすための環境づくり

「夏季うつ」」だけではなく
一般的にうつ病にかかりやすいのは
「真面目でいろんなことを我慢してしまう人」
が多いと言われています。

これは、自分の不調に気がついたとしていても、

「大事な仕事があるのに
休むと他の人に迷惑をかけてしまう」

とか、

「自分の代わりはいないから
このくらいの不調は我慢しなければいけない」

など、
自分を後回しにしてしまう思考が
働きやすいため、
自分の体や心の不調が大きく
自分ではどうにもならなくなるまで
我慢する癖がついてしまっているからです。

我慢強さと「空気を読んで」など
周囲への配慮をとても求められる
現代日本人はとても精神的に
疲れていると思います。

そこに夏特有の不快感がプラスされると
自分の心がパンクしてしまっても
なにもおかしくはないですよね。

まずは、自分の体調や心の変化に気づいたら
我慢せずにしっかりと休むことが大事です。
ちょっとの不調のうちに対応したほうが
長引かず周囲への影響を抑えることもできます。

加えて、真面目で我慢強い人は、
地球環境への配慮、
エコの精神もとても高い人が
多いのではないでしょうか?

暑さを無理に我慢せず
快適な室温を保つことで
無意識に蓄積されるストレスを
緩和することも可能です。

逆に夏のクーラーは冷えすぎて苦手、
という女性も多いと思いますが、
室温を変えられるのならば高めに設定したり、
上着を持参したり、
温かい飲み物を用意して
体の内側から温めたりと
体を冷やしすぎない工夫も大事です。

【夏バテじゃない?】夏が来たのに元気が出ない。これって夏季うつ?

家の中で気分転換

気持ちが不安定のなか
食欲も湧かないとなると
必然的に外に出る元気も
湧いてきにくいですよね。

そんな時は室内でできる、
気分転換をしてみましょう。

例えば、読書
気になっていた人気のあの作品や
買ったものの読んでいなかった本たちを
この機会に開いてみませんか。

一度集中できると
読み終わるまで時間を忘れて
楽しめるのが魅力の読書。

夏季うつかもしれない・・・
と落ち込む気持ちも
薄れるかもしれません。

実際に精神科医の先生の中に
「趣味を増やすのも改善への
一歩につながりますよ」と
おっしゃる方もいます^^

日頃から
読書や、映画、音楽など
自分の好きなことに没頭する時間を
大事にしてみましょう。

【夏バテじゃない?】夏が来たのに元気が出ない。これって夏季うつ?

夏季うつについて~さいごに~

未だはっきりとした原因が
わかっていない「夏季うつ」ですが、

自分自身が快適に過ごす
環境を整えることで
症状を緩和することは
できるのではないでしょうか。

夏は外に出る機会が増え、
楽しいイベントも多いですが、
外出して日光を浴びすぎることも
疲れの原因になってしまいます。

大切なのは自分自身の体調、
心の状態の変化を見過ごさないこと。

ちょっとしんどいなぁ、
と思ったときは休息の時間を取るり
無意識のうちに溜まってしまう
ストレスを減らす工夫をしていきましょう。

無理を重ねていくうちに
「夏季うつ」の症状が重くなって
しまうこともあるかもしれません。

自分の体と心からのサインを見逃さず、
楽しく快適に夏を楽しんでいきましょう。

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ライター紹介 ライター一覧

ジャスミン

子供と格闘しながら自分自身と向き合う日々の中で、
毎日を楽しく気楽に生きるヒントにできるように
学んだこと感じたことを書いています。

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