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2018本屋大賞ノンフィクション部門 ノミネート10作品をご紹介

ノンフィク本大賞アイコン

読書好きなら一度は聞いたことのある文学賞
本屋大賞」。
今年、その文学賞に新しい部門が設立された事を
ご存知ですか?

その名も「ノンフィクション本大賞」!

これからご紹介する本はどれもこれも
「ほんとうにあったこと」ばかり。
作家さん達が時には命を削る思いで取材した
珠玉の物語たちなのです。

今回は、そんな魅惑のノンフィクション本について、
本屋大賞とyahoo!ニュースがタッグを組んだ
「ノンフィクション本大賞」
ノミネート作品から熱く語らせてください。

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本屋大賞とは?

ノンフィク本大賞イメージ3

そもそも「本屋大賞」ってなんでしょうか。

「本屋大賞」とは、
数多の本と読者を橋渡ししてきた書店員さん達が
「面白かった」
「お客様にも薦めたい」
「自分の店でも売りたい」
という本を投票で決める賞なのです。

本屋の店員さん達は、それはもう本が好きです。
本を読むことも仕事ですから、読書量もすごい。
そして本を現場で売っているからこそ肌で感じる
「売ることが出来る本」への審美眼があります。

そんな書店員さん達が
「面白い!売りたい!」と感じたなら
これ以上の信憑性ってないじゃないですか!

読書好きにとって間違いのない文学賞。
それが「本屋大賞」です。
面白い本を探して本屋さんを徘徊するような方は
この文学賞ノミネート作品を手に取れば
きっと素敵な読書体験が出来るはずです。

「本屋大賞」と3つの部門

本屋大賞は今まで3つの部門に分かれていました。

1つは「本屋大賞」。
これは過去1年の間に刊行された日本の小説なら
ジャンルを問わず投票できます。

2つ目は「翻訳小説部門」。
こちらも過去1年の間に刊行された小説で
海外の本を日本語に翻訳したものが対象です。

3つ目は「発掘部門」。
こちらは過去1年以上前に刊行された本が対象。
大賞を受賞するものではありませんが、
実行委員会のほうで投票された結果をリスト化し
発表されるようです。
ただし実行委員会の方で特に気になったものを
「超発掘本!」として発表もしています。

2018年新設「ノンフィクション本大賞」!

 

そんな本屋大賞に今年新たな部門が設立しました。
それが「ノンフィクション本大賞」です。

過去一年間に刊行された日本の本で
ノンフィクション作品であればジャンルを問わず
投票することが出来ます。

ノンフィクション部門は本屋大賞設立の当初から
「設けたい」との声があったそうです。
しかし当初は小さな規模で始めた賞であった為に
ノンフィクション部門まで手が回りませんでした。

ですが今回、Yahoo!ニュースと連携したことで
新たな部門として設立出来た様なんです。

ノンフィク本大賞イメージ4

ノンフィクション本の面白さは
作家さんの身体を張った経験を追体験出来たり
実際に起こった事件の裏側を覗いたり出来るという
ほんとうにあったこと」故の面白さです。

読むことで自分の知らなかった世界が広がり
実生活に知的な豊かさをもたらす作品たち。

果たして今年はどんな本がノミネートされたのか。
そして栄えあるノンフィクション本大賞はどの本か。
得票順に一冊一冊ご紹介いたします!

※得票とは、ノンフィクション本大賞最終選考会で
それぞれの選考委員が推薦した3作品を一票と数え
筆者が独自に集計したものとなっています。
ご了承ください。

ノンフィクション本大賞ノミネート作品

最終選考には10作品が選ばれました。
どれもこれも読み応えのあるものばかりで
読むたびに世界が広がるような思いです。

実際にあった事だからこそ読める、
今生きている私達だからこそ読んで欲しい、
珠玉のノンフィクション作品たち。
ノンフィクション本大賞だけでなく
最終選考に残った作品もチェックしてみて下さい!

事実は小説よりも奇なりとは言いますが
「ほんとうにあったこと」って
本当に想像を超えてきますよ。

10位 「日航123便墜落の新事実 目撃証言から真相に迫る」 得票数0

 

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聖女ジャンヌの読書記録(Ucchiiii~i)さん(@jojostarplatinum628)がシェアした投稿


1985年に起こった航空業界史上最悪の墜落事故
日航123便墜落事故」。
乗員乗客524名のうち死亡者数は520名
生存者(負傷者)は4名という
世界にも類を見ない大事故でした。

事故原因は長らく「後部圧力隔壁修理ミス」という
整備不良による事故であった
という見解が持たれていました。

しかし著者による綿密な目撃証言調査の末に
「事故」ではなく「事件」だったのではという
恐ろしい可能性が浮上したのです。

これまでも、この事故についてはまことしやかな
陰謀論が囁かれてきました。

しかし本書が
憶測の域を出ない陰謀論と一線を画すのは、
証拠となる文献や実名による目撃証言などにより
確固たる証拠を突きつけている事にあります。

事故から33年の月日が過ぎた今もなお
日本政府は事故の再調査に手をつけていません。
不透明な事故の全貌に一石を投じる
著者渾身の一冊です。

9位 「Black Box ブラックボックス」 得票数0

 

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この本の内容は女性にとって
時には男性にとっても、無関心ではいられません。
日本における性暴力被害の現実を突きつけてくる
苦渋に満ちた内容のドキュメンタリーです。

性暴力の被害者となった著者
加害者とされる人物が不起訴処分となった事から
検察審査会に申し立てを行い
実名と顔を出して声を上げました。

その過程で著者が体験したのは
被害者を沈黙させようとする幾重もの仕組み

執拗に事件の詳細を何度も問う警察に、
緊急避妊薬の処方に性暴力の
可能性を想定しない医師。
更には会見を開いたことでの誹謗や中傷など。

性暴力と同等な程に被害者の心を傷つけるような
エピソードの数々は、
日本の司法、警察に対する告発であるとともに
性犯罪被害に対する我々の意識を変革させます

性犯罪を隠蔽するかのような社会の体質を
勇気と確固たる意志をもって糾弾する一冊です。

8位 「一発屋芸人列伝」 得票数1

 

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fumiさん(@fmtk.hnd)がシェアした投稿


「ルネッサーンス!」という掛け声でお馴染みの
お笑いコンビ・髭男爵の山田ルイ53世
「一発屋」と呼ばれる芸人達(含自分)に取材し
悲哀を交えながら面白おかしくまとめた一冊です。

レイザーラモンHG波田陽区テツandトモなど
一世を風靡して栄華を極めた芸人さん達のその後を
割と辛らつなツッコミ多めでまとめています。

流石芸人さんというべきなのか
軽快で読みやすい語り口で始まる本書は
面白おかしく読み進める事が出来ます。

…と思いきや、
芸人さん達が一発当てるまでの経緯や
何故あの芸が売れたのかといった分析を
ウィットに富んだ言い回しで
鋭く切り込んでいく所は唸ってしまいます。

一発屋である自分が、他の一発屋芸人に取材する。
そんな絶妙に難しい距離感の中
馴れ合いすぎず突き放しすぎず
見事に一発屋芸人の生き様を描いた一冊です。

7位 「ユニクロ潜入一年」 得票数1

 

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有名ファストファッションブランド「ユニクロ」に
名前を変えて潜入して働くという体験を書いた
潜入取材ルポルタージュである本書。

著者が潜入した現場で見えてきた実態は
過酷な「やりがい搾取」の横行でした。

どうして著者は名前を変えて潜入したのか。
それは2011年3月刊行の同著者によるルポ
『ユニクロ帝国の光と影』に始まります。

このルポルタージュを出版した文藝春秋は
ユニクロと親会社ファーストリテイリングから
2億2000万の名誉毀損による損害賠償
請求されました。

ところがこの裁判ではユニクロ及び
ファーストリテイリングの全面的な敗訴という
ユニクロがブラック企業として公的に認められた
という異例の結果になってしまったのです。

こういった経緯で
ユニクロと著者の間には大きな確執がありました。
そこにきてのユニクロ潜入取材ですから
著者のジャーナリズム精神に敬服するばかりです。

末端から見えてくる大企業の異常さを炙り出した
正に身を削った渾身の一冊です。

6位 「43回の殺意 川崎中1男子生徒殺害事件の深層」 得票数1

 

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ayabook1223さん(@ayabook1223)がシェアした投稿


まだ記憶に新しい、あの凄惨な少年犯罪。
本書は2015年の川崎中1男子生徒殺害事件
多面的に取材した事件ルポルタージュです。
事件を詳細に追った痛々しい描写がありますので
読むのにかなりの覚悟が必要です。

逮捕された少年A、B、Cや被害者の少年の
生い立ちや彼らを取り巻く環境
また、この事件が何故起こってしまったか
そしてこの事件は何を意味しているのか

入念な取材を通してそれらを読み解こうとする本書は
少年犯罪の奥に潜む貧困問題や社会問題だけでなく、
事件後に加熱した報道による個人情報流出や、
正義感に基づいた過剰なバッシングなど、
インターネットが普及したことで起こってしまった
社会的影響についても言及しています。

著者が取材し触れた事件の「深層」は
読者に様々な角度から問題を提起します。

5位 「軌道 福知山線脱線事故 JR西日本を変えた闘い」 得票数2

 

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あの衝撃的なニュースにショックを受けた方も
多いことでしょう。

2005年4月25日
宝塚駅発の電車がカーブを走行中に脱線し
107名の死者と592名の負傷者を出した
福知山線脱線事故

この鉄道史に残る巨大な惨事の原因は当初
「運転士の不注意とブレーキ遅れ」という
個人のミスによるものと報告されました。

この結果に異を唱えた遺族の一人が淺野弥三一。
彼は行政や大企業を相手に交渉を行う
都市計画コンサルタントという職業や、
震災復興のボランティア団体に所属している経験から
加害企業を相手に幾度も事故調査を依頼します。

その結果、加害企業の保守的な隠蔽体質は
次第に変革を見せていくこととなりました。

本書は遺族である淺野氏を軸として
10年以上の歳月を費やした大企業の改革の全貌
安全性より利益を追求する社会システムそのものの
恐ろしさを明らかにしています。

日本に住んでいる以上決して他人事ではない
社会システムの闇を深く抉った骨太の一冊です。

4位 「告白 あるPKO隊員の死・23年目の真実」 得票数2

 

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2016年8月13日放送のNHKスペシャル
「ある文民警察官の死
~カンボジアPKO 23年目の告白~」

1993年、日本が初めて本格的に
PKO(国連平和維持活動)に参加し向かった先の
カンボジアで、一人の警察官が銃撃され
亡くなった事件がありました。

上記の番組は、その事件について、
23年もの間封印されてきた真実を
膨大な資料の調査と取材で詳らかにした
ドキュメンタリー番組です。

この番組を基に、未公開となった部分も
詳細に書き記し書籍化したのが本書。

治安の悪い紛争地帯に武器も持たず放り込まれた
文民警察官達の現状を、当時の政府は
対外に向けた「人的な国際貢献」アピールに終始し
黙殺しました。

人の命が銃弾よりも安い紛争地帯に送り込まれた
75人の文民警察官について綴った悲痛な「告白」
歴史の闇に葬られようとしていたこの凄惨な事実を
精緻に掘り起こした一冊です。

3位 「モンテレッジォ 小さな村の旅する本屋の物語」 得票数2

 

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かつて本がまだ貴重だった時代のイタリア。
そんな時代にイタリア中を駆け巡り
籠いっぱいの本を抱えて
行商の旅をする人々がいました。

イタリアの小さな限界集落モンテレッジォ。
この村は昔、旅をする本屋が暮らす村でした。

本書はイタリアの本屋の歴史に触れながら
モンテレッジォの人々がどのように本と旅したか
著者と一緒に謎を解きながら読み進めていく
紀行エッセイです。

貧しく特産品が石と栗しかない寒村の
暦や中古書を仕入れて売る事に始まった行商は
やがて本をどんな地域にもくまなく行き渡らせる
壮大な旅の始まりでした。

本書により詳らかとなるモンテレッジォの歴史は
まるで冒険物語のようにわくわくしながら
読み進めることが出来ます。

加えてイタリアの風景を載せた取材写真や
文章の中にある静かな余白は
ページをめくるごとに読者を楽しませます。

紙の本を手に持つ事が好きな読書家さんの
琴線に触れること間違いなしの一冊です。

2位 「ノモレ」 得票数3

 

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ノンフィクション作品でありながら
まるで一遍の神話を読んだ心地になる本作品。

森の奥深くで暮らす、文明社会と非接触の
先住民族「イゾラド」
ペルーの小さな集落に暮らすイネ族の青年ロメウ
数奇な出会いが描かれたノンフィクションです。

川岸で偶然出会ったイゾラドと交流する様になった
ロメウは、彼らの使う言葉が
文明化する以前祖父母が使っていた言葉に
酷似している事に気がつきます。

文明社会と断絶した先住民族イゾラドは
100年以上前に生き別れたイネ族の片割れ
「ノモレ(友)」かもしれない。
自分は文明化したペルー共和国の一員であると
同時に、先住民族イゾラドの末裔なのではないか。

そう葛藤するロメウに寄り添いながら
物語が進んでいく本作品は
文明化の在り方を読者に深く問いかけます。

1位 「極夜行」 得票数6

 

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日中でも太陽が沈んでいる、もしくは薄明かりの
仄暗い日が続く「極夜」と呼ばれる現象。
作者はこの極夜のグリーンランドの中を
一匹の犬を連れて80日間の単独歩行を行いました。

「犬の痩せてしまった体をさすってあわれみながらも、
俺の食う肉はもうこれしかないのか……と思う。」
(週間読書人ウェブ 角幡唯介インタビューより)

この一文だけでも、この旅が死を彷彿とさせる程の
壮絶なものだったのだと理解できます。

零下30度の中、無音の暗闇で飢えながら歩く
過酷極まる旅の最後に
著者が見た太陽の光はどれほどのものだったか。
死に限りなく近づく事で体験出来た生に
著者は何を見出したのか。

極限の暗闇の中に響く
氷床を踏みしめる足音震える己の息遣い
間近で追体験しているような錯覚に陥る
真に迫ったノンフィクション冒険記です。

ノミネート10作品、いかがでしたか?

栄えある大賞は
角幡唯介さんの『極夜行』でした。
文章のテクニック、構成、題材そのものと
どれをとっても選考委員の皆さんの評価が高く
他を大きく引き離した得票数です。

とはいえ最終選考に残った作品は
どれもこれも読んで欲しいものばかりです。

何度でも言えます。
全部読み応えがあります。

ノミネート作品に限らず、面白い
ノンフィクション作品は山のようにございます。
気になった作品の同作者さんや
同じ題材を取り扱った別作品などを探してみるのも
きっと面白いですよ。

番外編
:大賞および各部門の1位獲得作品を一挙紹介

ノンフィク本大賞イメージ2

本屋大賞ノンフィクション部門のノミネート作品を
ご紹介してきました。

こちらでは番外編として
本家の「本屋大賞」及び、各部門1位を受賞した作品を
3作ご紹介致します。

今年4月10日に発表された本屋大賞。
今回もかなり面白い本が目白押しでした。
受賞作以外にも
ノミネート作品は読み応えのあるものばかりです。
気になった作品はどんどん読んでみて下さい!

2018本屋大賞「かがみの孤城」

 

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syuri.booksさん(@saaaaaasyu31)がシェアした投稿


10代の筆者が読んでいたら
きっと声を上げて泣いたであろう本作品。
読んだ後は必ず幸せな気分に浸れます。

学校でいじめに遭い不登校になった主人公と
同じような境遇の子供たち6人が
鏡の中の孤城で出会うファンタジックミステリー

そこまで難易度が高くないミステリーですので
話の構成に予想をつけ易く読むことが出来ます。
とは言え、この物語の面白さはミステリーではなく
登場人物の繊細な人物描写にあります。

『赤ずきん』や『狼と七匹の子ヤギ』などの
童話をモチーフとしたファンタジックな舞台で
丹念に描かれているのは
少年少女を取り巻く人間関係や
陰湿ないじめのリアルさ
それらが絶妙に融合して奥行きを出しています。

また、ラストで明かされる救いのある展開
読む人を温かな感動で包み込む事でしょう。

息苦しい子供時代を送っていた全ての人々に
読んで欲しい一冊です。

翻訳小説部門1位「カラヴァル 深紅色の少女」

 

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iri 読書記録さん(@iri.173)がシェアした投稿


『不思議の国のアリス』
『鏡の国のアリス』
等の世界観が好きな女子は是非手にとって下さい!
目の眩むような色遣いの、不思議でどこかほの暗い
妖しさに満ちたダーク・ファンタジー

年に一度、世界のどこかで開催される
謎の魔法ゲーム「カラヴァル」
物語はこのゲームに参加する
二人の姉妹を中心に展開します。

慎重で自己抑制的な姉のスカーレットは、
自由奔放で衝動的な妹のドナテラと
ミステリアスな青年ジュリアンの姦計で
夢と嘘に彩られた不思議なゲームに身を投じます。

慎重で臆病だった性格のスカーレットが
「カラヴァル」に参加することで獲得していく
内面的な強さが面白い!

この展開は、日本人的には結構ハマるのでは。
加えていけ好かない青年ジュリアンとのロマンスも
物語の大きな見所。
恋愛成分多めなので、好きな人にはたまりません!

8月に続刊『レジェンダリー 魔鏡の聖少女』も
刊行されていますし、映画化の話もあるんだとか。
ますます見逃せないファンタジー作品です。

超発掘本!「異人たちの館」

 

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miiiさん(@8_miiim_8)がシェアした投稿


読めば必ず
「よくこんな物語を執筆出来るものだ…」と
放心してしまう事請け合いの本書。

ミステリー好きには堪らない
随所に叙述の仕掛けが施された
本格長編ミステリーです。

ジェットコースターのように目まぐるしい展開
長編であることを忘れ一気に読めてしまいます

ストーリーはオーソドックスな
古い洋館を舞台にした密室ものと見せかけて
いくつものエピソードが絡み合った
重層的なミステリーとなっています。

中でも凄まじいのは多重文体による物語の構成力。

地の文の他に、主人公の独白作中作年譜
関係者インタビュー記事といったテキストが
時系列を無視して構成され、読者に
考える隙を与えないスピード感ある物語に
仕上がっています。

加えて古びた洋館や童謡赤い靴、地下室の異人
幼女連続殺人事件などの陰惨なワードが
エッセンスとなって
物語全体を雰囲気のあるものにしているのも
引き込まれるポイントです。

93年に書き下ろされ、その後幾度も文庫化された
叙述ミステリーの金字塔
圧巻の600ページを一晩で読みきりたい一冊です。

おわりに

ノンフィク本大賞イメージ5

 

いかがでしたか?
毎年ニュースになる「本屋大賞」。

今年新たに新設されたノンフィクション部門は
これからの出版業界を
更に盛り上げていく事でしょう!

虚構の物語とは一味も二味も違った
ノンフィクション作品の世界。
「実話」ゆえのずっしりとした重み。
信じがたいほど広く深い、目を見張るような世界が
広がっています。

今まであまり食指が動かなかった方も
これを機会に手にとってみるのはいかがでしょう?

何と言っても本屋さんおすすめの一冊ですからね!
面白さは本屋さんが保証します!

この記事で本屋大賞について
少しでも興味を持っていただけたら幸いです。
それでは皆様、
是非、素敵な読書ライフをお過ごしください!

【2018冬・最新】おすすめナイトブラランキング!(新色も紹介)

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ライター紹介 ライター一覧

紙山 弥実香

紙山 弥実香

図書館勤務経験を持つ趣味人。
自宅の本棚は分類番号と作者の名前あいうえお順で並べることをポリシーとしている。将来自宅に壁一面の書庫を作ることを目標に日々節約している。

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