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【2018どんでん返し小説】図書館で働く私が選ぶ、どんでん返しがすごい小説を厳選15冊紹介!

【どんでん返し小説】図書館で働く私が選ぶ、どんでん返しがすごい小説を厳選15冊紹介!

《どんでん返し作品が読みたい!!》

皆様読書はお好きですか?

わたくしは大好きでございます!

思わず手に取ってしまうのは
心ときめくラブストーリーや
眠るのが怖くなるホラー。

しかし、
タイトルや表紙で「これ!」と決めて
購入してしまうこともございます。

皆様もそれぞれお好きなジャンル、
一つはあるのでは?

今回は、様々なジャンルの中から
強烈なカタルシスを感じることの出来る
「どんでん返しのすごいミステリー」を
わたくしの独断と偏見(+好み)で
ご紹介いたします。

ラストまでお読みになり、驚愕!気持ちいい!を
是非味わってみてください。

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鉄板多数!押さえておきたいミステリー

まずは定番のミステリーをご紹介いたします。

どんでん返しと言えばコレ!という
メジャーな作品からお手にとって
ミステリーの世界に浸ってみてはいかがでしょう。

元祖どんでん返し!ミステリー界の金字塔

元祖と呼ばれるからには、そう。
数十年前に書かれた古い作品もございます。

しかし内容は決して色あせてはおりません。

時を経てなお燦然と輝く
珠玉のミステリーたちをご紹介いたします。

【十角館の殺人】 綾辻行人

の んさん(@non.0912.no)がシェアした投稿

綾辻行人のデビュー作にして代表作。

過去に未解決事件のあった無人島に訪れる
ミステリー研究会の大学生7人が、
奇妙な館で連続事件に巻き込まれるという
今では王道のクローズドサークルものですね。

こういった話では、大抵誰かが探偵役となり
犯人が誰か推理し、結末に向けて謎を解きます。

本作も大筋でそれをなぞっておりますが、
伏線の隠し方が非常に巧妙で、
最後にたった一行で明かされる真実は
お見事!の一言に尽きると思います。

【仮面山荘殺人事件】 東野圭吾

本さん(@hon_da7)がシェアした投稿

タイトルから推測できる通り
こちらも山荘を舞台とした
クローズドサークルものです。

婚約者を不慮の事故で亡くした青年が
婚約者の父の紹介で訪れた「仮面山荘」。

主人公はそこにやってきた二人組の強盗の
立てこもり事件に巻き込まれます。

本作のボリュームは少な目ですが、至る所に
張り巡らされた伏線は巧妙で、最後の最後に
明かされる真相はきっと初見で
予測不可能でしょう。

読み応え抜群!徹夜も後悔ナシの長編もの

今日はがっつり本を読む日!

そう意気込んだらこの分厚い一冊を
手に取ってみてください。

読み終えたときの満足感は
他とは比較できませんよ。

【姑穫鳥の夏】 京極夏彦

いけてんさん(@tenike734)がシェアした投稿


姑穫鳥と書いて「うぶめ」と読みます。
二十ヶ月もの間子どもを身ごもる妊婦。
産婦人科で連続発生した嬰児死亡事件。
主人公の知人の不思議な失踪事件。

なにやらオカルティックな気配がしますが
これも立派な謎解き小説です。

上述の様々な事件は一見ばらばらで
関係のないように思われますが
読み進めていくうちに
深く関わっていることが分かります。

ばらばらだった事件の欠片が推理によって
組み立てられていく爽快感。

そして真実にたどり着いたときには
読者もきっと「視点」を揺るがされるに
違いありません。

【すべてがFになる】 森博嗣

mitsuo.さん(@mit_8777)がシェアした投稿


近年ドラマ化やアニメ化されたことで
ご存知の方も多いのではないでしょうか?

驚くべきはこの作品が執筆されたのが
1994年だということ。

今でこそ普及しているインターネットや
電子機器を使用したグループトーク、
VR技術などといったものも
94年では夢のような技術でした。

この作品の中では当然のように登場しており、
20年以上のタイムラグを感じさせません。

この作品は孤島の建物を舞台とした
密室ものとなっております。

本人の指紋でしか開かない扉。
密室で腕を切断された死体。

事件の謎が全て解かれた後も
最後に「えっ」と口をついてしまう
驚きのラストが待っています。

【ハサミ男】 殊能将之


こちらは一風変わった「犯人が主人公」のお話です。

猟奇殺人の犯人である主人公(ハサミ男)が、
自分の手口そのままで事件を起こした模倣犯の
犯人を探し出すというストーリー。

ハサミ男の視点と、猟奇殺人の事件を追う
刑事たちの視点が交互に描かれ
読み進めていくうちに
作者のミスリードに引っ掛かってしまいます。

ハサミ男の正体は
終盤まで明かされません。

驚愕の最後は是非とも
ご自分の目で確かめてください。

先に見るか、それとも読むか。映画の原作になった小説たち

映画の原作となったミステリー本も様々ございます。

映画だけなら見たことあるかも?
タイトルだけなら知ってるかも?

そんな方はこの機会に
原作の小説を読んでみてください。

読者初心者向けの軽〜い読み口。でも侮れない!

甘酸っぱいときめきや青春は
それだけでも素敵な小説となりますよね。

そこにミステリーの手法が合わさると
なるほど…面白い!!

ライトに読めますが、ミステリー要素は本格です。

【アヒルと鴨のコインロッカー】 伊坂幸太郎


「一緒に本屋を襲わないか?」と唆され
本屋から広辞苑を奪うことになった———

何のことか分かりませんね。
こんな不思議な始まりで物語が動きます。

物語は2年前と現在とで交互に展開する
カットバック形式と呼ばれる手法で書かれています。

この構成の仕方が肝要です。
(あまり言ってしまうと、鋭い方には
気付かれてしまうかもしれません)

原作と映画、どちらも面白いですが
作者の鮮やかな伏線の数々を堪能したいのであれば
小説を何度も読み返すことをオススメします。

明かされる重要人物の正体と切ないラストに
胸が震えることでしょう。

【イニシエーション・ラブ】 乾くるみ

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こちらは心震わせる切ない恋愛もの…
と見せかけて、かなり曲者です。

「読めば必ず2度読み返したくなる」
というのがこの作品の売り文句です。
キャッチコピーの通り
最後の2行を読んだ方は
「へ!?どういうこと!?」と
戸惑うことになるでしょう。

この作品は文章の書き方で読者を騙す
いわゆる叙述トリックが使われています。
叙述トリックは映像化が非常に難しいんですよね。
ですが、驚くことに映画は原作の面白みが
一切そがれることなく仕上がっています。

映画も小説も是非2度以上読んでみてください。

本格派好きにおすすめの一冊はこちら

こちらは本格派にオススメの
ずっしりと重たいテーマの作品です。

社会の闇やドロドロした愛憎など
ほの暗い部分に焦点が当たっています。

ライトなものでは物足りない方、必見です。

【カラスの親指】 by rule of CROW’s thumb 道尾秀介

emibookさん(@emibook222)がシェアした投稿


中年詐欺師2人組が主人公の
コン・ゲームストーリーです。
コン・ゲームとは
相手を騙したり、逆に騙されたりすることで
物語が二転三転するという
ミステリーのジャンルの一つです。

凄惨な過去を背負う主人公が
ヤミ金業者を相手に
人生を賭けた詐欺を仕掛ける!
このハードボイルドな感じ、いいですよね。

でもこの作品はそれだけではありません。
騙し騙されハラハラする展開の最後には
衝撃だけでなく、心温まるラストが
皆様を待ち受けています。

【白ゆき姫殺人事件】 湊かなえ

sayuri sasakiさん(@sayurin.rei)がシェアした投稿


打って変わってこちらの作品。

「イヤミス」と呼ばれる
読後感が悪くなる(=嫌な気分になる)
ミステリーとなっております。
(どうでもいいですが、ミステリーって
ジャンルの細分化が凄いですよね)

現実でも実際に起こり得そうな
ネットの闇や人間の醜さを
えげつなく抉り取った作品です。

物語の1章から5章までは
とある殺人事件の週刊誌ルポと
SNS等ネットへの書き込みで構成されています。

特徴的で新しい手法ですが、
これが実に効果的に現実感を高めています。
本当にこういう事件、ありそうです。

結末で分かる犯人の意外さと
読後感の悪さに背筋が震えることでしょう。

こんなのってアリ?おバカなミステリー小説!通称:バカミス

さてこちらでは少々趣向を変えまして
おバカなミステリー(バカミス)小説について
ご紹介したいと思います。

笑えます。
ミステリー初心者も笑えます。
ミステリー好きだとなおさら笑えます。

ミステリーにありがちな「約束事」を
風刺し自虐し笑いに変える。

肩の力を抜いて、バラエティ番組を見る感覚で
お楽しみいただけること請け合いです。

【六枚のとんかつ】 蘇部健一

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第三回メフィスト賞受賞作『六枚のとんかつ』。
賛否両論分かれる問題作です。

表題作「六枚のとんかつ」を含めた短編集で
下ネタや駄洒落オチ、トンデモトリックに禁じ手の
オンパレードです。

ですがご安心ください。

バカバカしいと思って読んでいくと
「うわ、騙された!」となる
本格(風)ミステリーもきちんと登場します。

個人的には各エピグラフ(引用文)の
あまりのゆるさがたまりません。

【三崎黒鳥館白鳥館連続密室殺人】 倉坂鬼一郎

akihiroさん(@akiaki1496)がシェアした投稿


こちらの作品は活字中毒の方に
是非とも繰り返し読んでいただきたい一冊です。

物語の内容はもちろん面白い。
奇妙な館を舞台にした
「館モノ」といえばそうなのですが、
読み進めていくと分かってくる
館の正体に気が抜けて笑ってしまいます。

それだけではありません。

書かれている言葉遊びや構成が本当に緻密で
「この作者、頭良すぎて変…」と
呆れと感嘆の声があがることでしょう。

作者自身もバカミスと公言していますが
トリックのバカバカしいバカミスと比べると
レベルの一段高いバカミスです。

【名探偵の掟】 東野圭吾

小梅さん(@rurun9722)がシェアした投稿


ミステリー界の大重鎮
東野圭吾の書くバカミスです。

ミステリー小説のお約束に対し
皮肉や自虐を織り交ぜながら
名探偵が活躍(?)する短編集。
メタ発言も多々飛び出してきます。

今やミステリーと言えば東野圭吾の
名前を挙げる方も多いと思いますが、
実はデビュー作以降本作品まで鳴かず飛ばずで
売れない日々を過ごしていたということです。

そんな東野圭吾が半ばやけくそで書いた本作品。

有栖川有栖や北村薫など
著名な作家から絶賛されたそうです。

ミステリーが好きな方にこそ
是非読んでいただきたい作品です。

2017年の良作小説、揃えました!

2017年以降も
ぞくぞくと新作良作が刊行されています。

その中でこれは!というものを
皆様にご紹介いたします。

【屍人荘の殺人】 今村昌弘

ogatakokoroさん(@ogatakokoro)がシェアした投稿


こちらは今村昌弘のデビュー作です。

国内主要ミステリーランキング三つで
一位を総なめしたという
鮮烈のデビューを飾りました。

大学のサークル合宿で起こってしまった事件を描く
王道中の王道、クローズドサークルものです。

漫画『金田一少年の事件簿』や『名探偵コナン』でも
よく見かける展開で物語が進んでいきます。
ですからミステリーマニアだけでなくライトな読者も
入っていきやすいのではないでしょうか。

しかし、本作品はよくあるミステリーのパターンを
踏襲しながらも面白い。
帯に書かれている通り、
1時間半で物語が180度変わります。

ミステリーマニアからライトな層まで
一度は読んでいただきたい良作です。

【ホワイトラビット】 伊坂幸太郎

c a n a c a tさん(@canacat)がシェアした投稿


伊坂作品にチャレンジしたい方に特におすすめの
伏線回収が鮮やかな作品です。

ストーリーの中で描写される
オリオン座やレ・ミゼラブルの話も
何のことかと思いきや見事な伏線となっています。

物語構成は伊坂作品によく見られる
カットバック形式です。

しかし、本を読み進めては戻るを繰り返すような
分かりにくい書き方ではありませんので
ライトで読みやすい文体とも相まって
さくさくと読むことが出来ますよ。

【傷だらけのカミーユ】 ピエール・ルメートル


海外のものもご紹介したいと思います。

こちらはピエール・ルメートルの
「カミーユ・ヴェルーヴェン警部シリーズ」の弟三作。

こちらのシリーズを未読の方は
『悲しみのイレーヌ』
『その女アレックス』
『傷だらけのカミーユ』
の順番で読んでいただくことを強くおすすめします。

本作品を含め、シリーズを通して
凄惨な暴力シーンから始まるパンチの効いた小説で
構成の仕方が一風変わっている印象です。

冒頭のシーンからは全く予想できない
予想外の展開が面白い作品です。

ラストまで読んだ後の
タイトルにこめられた意味と読後感は
他では味わえません。

まとめ

【どんでん返し小説】図書館で働く私が選ぶ、どんでん返しがすごい小説を厳選15冊紹介!

皆様の琴線に触れる小説はございましたか?
この他にも、本当に沢山のミステリーがございます。

今回ご紹介した作品だけだではなく
同じ作者の別の作品や気になったジャンルを
検索するのもおすすめですよ。

気になった本は
ネットや書店、図書館などで
気軽にチェックしてみてくださいね。

【読書する夜】恋に悩むあなたにおすすめしたい本 〜あなたに合う一冊はどれ?〜

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ライター紹介 ライター一覧

紙山 弥実香

紙山 弥実香

図書館勤務経験を持つ趣味人。
自宅の本棚は分類番号と作者の名前あいうえお順で並べることをポリシーとしている。将来自宅に壁一面の書庫を作ることを目標に日々節約している。

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