やっぱり声優になりたい！実際の苦労話から考える「声優への道」
夢のある仕事の一つ、声優。
アニメや映画を観て
声優になりたい！
と思ったことがある人は
多いのではないでしょうか？
ただ、声優のラジオやインタビューを聞くと
苦労話を話される方も多いですよね。
どんな仕事も苦労はあると思いますが
声優の苦労は
どういったところにあるんでしょうか。
今回は声優の苦労について
少し覗いてみたいと思います。
Contents
憧れの声優になりたい！
苦労話から見る声優のお仕事
苦労と一言で言っても
それがどの程度の苦労なのかは、
傍目にはわからないですよね。
就きたいと思っている仕事の
良い面を見ることは当然大事ですが
大変な面を見ることも
長続きさせたいなら大事なことだと思います。
「苦労があっても声優になりたい！」
そんな気持ちがあなたの夢を支える
皆こんな苦労をしている、と思うと
乗り切れることもあるかもしれません。
また、苦労話を見て、二の足を踏むようなら
声優にあまり向いていないかもしれません。
どんな仕事でも憧れだけではできないものです。
声優以外の仕事でも
大なり小なり苦労はあります。
例えば残業が多かったり
体力勝負だったり、低給与だったり…。
何を自分にとっての苦労と捉えるか
は人によって違いますが、一般的に言われる
苦労はその辺り。
こんな苦労をすることもあるかもしれない、
けど！やっぱり声優になりたい！
そんな、
あなたの強い気持ちの糧になれば嬉しいです。
声優の苦労とはどういったもので、
どんな人が苦労したのか。
今回はそこを掘り下げていきます！
あの憧れの大人気声優でも
やっぱりあった苦労話
映画やアニメで大活躍している人気声優でも
苦労を全くしていない、という方は
かなり少ないかと思います。
それでも憧れてしまう
そんな魅力ある仕事『声優』。
特に有名な声優の苦労話をいくつかご紹介します。
声優も芸能界！
努力し続けるのがカギ
声優というと
もしかしたら俳優より少し入りやすい世界かも！
と思う方もいるかもしれませんが
そんなことは全くありません。
たとえば「芸人は売れるまでが大変」と
さまざまなメディアで言われています。
声優の場合も同じです。
姿が見えない「声」の仕事なので
勘違いされやすいのですが、
声優は芝居をする演者であり、
芸能界の仕事の一つにあたります。
大御所声優・大塚明夫さんが語る
声優の苦労
代表作ブラックジャックをはじめ、
多数の作品に出演する大人気声優
大塚明夫（おおつか・あきお）さん。
父親の、故大塚周夫（おおつか・ちかお）さんと
親子二代で活躍されている声優です。
そんな大塚さんですが
以前、マチ★アソビの養成講座企画にて
苦労話をされています。
今は名前も売れ、様々な作品に出ている大塚さんでも
30歳まではバイトをしていたそうです。
2019年11月で御年60歳になられる大塚さんなので
30年前ともなると
今とは声優界の様子も違うよう。しかし
稼げない
ということに関しては今も同じのようです。
また芸能活動になるので
なかなかローンを組むことができず
苦労することも挙げていました。
『世の中の一般社会人の持っているもの、
保証されているものっていうのは
捨てなきゃならないですよね。
そこまでのことを本当にやりたいのか？
やりたいなら仕方ない。もう人のせいには出来ないから。
という非常にハイリスク・ローリターンな世界なので、
まあ僕はあんまり勧めませんね（笑）』
（Gigazine『一番難しいのは「生き残ること」、大塚明夫が「声優」という職業を語る』インタビューから抜粋）
この言葉が全てかと思います。
あえて言うなら、
非常に不安定で保証のない仕事だけれど
それでもやりたいと思える本気さがあるのかどうか
が声優に向いているのかどうか
ということかもしれません。
声優の苦労もいろいろ…
野草を食べていた櫻井孝宏さんや
新聞奨学生だった檜山修之さん
大塚さんの他にも、
今は人気だけど下積み時代はかなり苦労した
という声優の方々はたくさんいます。
コードギアスの枢木スザク役などで人気のある
櫻井孝宏（さくらい・たかひろ）さんも
櫻井孝宏さんも以前、
アニメ「コードギアス」のラジオ放送で
草を拾いマヨネーズをかけて食べていたと
話していました。
幽☆遊☆白書の飛影役などで人気の
檜山修之（ひやま・のぶゆき）さんも、
ゲーム「.hack」のラジオ番組に
ゲスト出演されたとき、
新聞奨学生として養成所に通い
苦労されていた話をしていました。
※「新聞奨学生」
新聞社の奨学金制度を利用する学生。
新聞社が学費を負担する代わりに学生が新聞配達をする。
学業と配達の両立はかなりハード。
今の人気ぶりからは想像もつきませんが、
過去の苦労した経験がハングリー精神として
今の人気を不動のものにしたのかもしれませんね。
実力・運
これが揃って声優デビュー
苦労が絶えない仕事、声優。
いったいどうやったら
人気声優へと上り詰めていけるのでしょうか。
一つに運です。
身も蓋もありませんが、
経験の浅いうちは実力に大きな差がなく
役を貰えるかどうかは運次第となります。
といっても完全に運だけ、というわけではなく
役に合っている声か、演技はどうか
ライバルたちのレベルはどうか、など
実力ありきの運・タイミングです。
アニメ等の役のオーディションには新人だけでなく
現役の名の知れた声優も参加することが多いので
その中で審査員の印象に残り
勝ち残っていく為には実力と運
これが揃わないと難しいと思います。
声優としての最低限の実力は
スクールで身につけましょう
運は身につけられるものではありませんが、
勝ち残る為の実力は
身につける必要がありますよね。
実力を付けるにはやっぱり
養成所やスクールが一番です。
声優の仕事の基礎を教わり
実際に経験を積める場所として
最適だと思います。
場所によっては
期待していたほどの結果をもたらさず
他のスクールに入りなおした
という話もよく聞くので、入る前に
しっかりと調べてから入校できると良いですね。
実力と経験のある
声優になりたいなら
スクールがおすすめです
実力を付けるためには
養成所やスクールが一番、と言いましたが
養成所だと実力次第で退所もあり得るので
上手く実力がつかなかったり
遅咲きの方だと苦しむかもしれません。
特に、
これまで声優に特化して勉強したことがない方には
スクールのほうがおすすめです。
スクールもたくさんあり、
現場経験を積める所や
オーディションが多い所など特色も違います。
ホームページを見るだけでは
わからないことも多々あるので
気になるスクールは気軽に資料請求して
詳細を確認しましょう。
またどこのスクールも体験入学や見学ができるので
しっかりと自分の目で
スクールの様子を確認してくださいね。
どこを見る？声優スクールを選ぶポイント
現在声優スクールはかなりの数がありますが
何を見てスクールを選ぶと良いでしょうか。
通いやすい立地や規模などで厳選しても、
一校を選ぶのは難しいですよね。
それぞれの声優スクールの特徴として多いのが
- オーディションが多い
- 事務所に所属できる
- 現役人気声優が卒業生
- 経験を積むチャンスが多い
などです。
中でも一番おすすめしたいのが
経験を積めるチャンスが多いかどうか、
という点です。
スクールはただ通って卒業しても
声優になれるわけではありません。
声優は国家資格など
特定の資格がある仕事ではありません。
そのため、スクールを卒業する前に
事務所に所属するなど、
卒業後の道を決めておかないと
声優になる道は狭き門になってしまいます。
役のオーディションによっては
事務所所属の声優か、
養成所生やスクール生でないと
受けられないものもあります。
事務所に所属していない、というだけで
不利になってしまうのです。
つまり、
スクール卒業後に事務所所属の声優に
なりたいなら、スクールでしっかりとした
実力を付けなければそれは叶いません。
さらにその中で秀でるための武器として
経験に勝るものはありませんから、
何度もオーディションに挑戦できる
オーディションチャンスが多いスクールを
選ぶようにしてみると良いと思います。
スクールに足を踏み入れて初めてわかる
「空気感」
これは私自身の話ですが
（声優から話が少しそれます）、
美容の道を決める際に行った専門学校が
数校ありまして。
そのとき、
学校によって空気感が全く違うと感じました。
特に驚いたのが、
授業中でも音楽がかかっていたり
私語が多いなど、フランクさがウリの学校。
それまで普通科の高校に通っていたので
随分と驚きました。
そういう学校もあれば、
逆に、朝も早く拘束時間が長い学校も。
大体のことは学校資料にも記載されていたので
わかっていたものの、
実際に目にして肌で感じてみて初めてわかる
「合う合わない」があるんだな思いました。
何が合うかは人によるので「ここが一番良い」
と決めることはできません。
スクールの場所、
学ぶ環境が自分に合った形で整っているか、
はスクールの資料請求と体験入学で
しっかりと確認してください。
先生の雰囲気、在校生の雰囲気
スクール施設の雰囲気は
入校する前に確認しておくと
後悔しなくて済みますよ。
ヒューマンアカデミーで
声優デビューを目指す！
スクールでは入校すると
レッスンとオーディションが受けられます。
スクールによって
選抜の数人のみオーディションを受けられる所や
全員にチャンスがある所など
オーディション一つ受けるにも違いがあります。
レッスンでしっかり実力を付けて
オーディションで勝ち残れば
学生のうちに事務所所属も可能です。
そのため、しっかりとレッスンができて
全員オーディションを受けられるチャンスがある
スクールだと
より将来への堅実な道が広がりますね。
声優になるチャンスが豊富！
ドラフトオーディション
総合学園ヒューマンアカデミー・声優専攻では
プロダクション（事務所）の担当者が
来校して実施する
「ドラフトオーディション」というものがあり
全学年、全参加希望者にチャンスがあります。
オーディションのための模擬オーディションや
自己PR対策なども行うので
実力を十二分に発揮できる環境が整っていますね。
ちなみにこのドラフトオーディションは
「書類選考なし」で「希望者全員参加」
できるうえ、養成所を経由せず
直接事務所に所属できるオーディション。
スクールによってはオーディションに合格しても
養成所に所属になることもあるので
最短で所属できる制度は良いですね。
そしてドラフトオーディションの期間は
2か月以上！
2～3日に一度、オーディションが行われるため
チャンスが非常に多いといえます。
Wマネージャー制度で
声優になりたい学生を徹底的にサポート！
総合学園ヒューマンアカデミー・声優専攻では
学内マネージャーと業界マネージャーによる
「Wマネージャー制度」をとっています。
学内マネージャーはスクール生活の
不安や悩みを気軽に相談することがでます。
業界マネージャーは
プロダクションやオーディション対策などの
サポートを担当しています。
この二人のマネージャーが生徒一人ひとりに
付いてサポート、マネジメントしてくれるので
夢の実現を身近にしてくれます。
何でも気軽に相談できて
サポートもしてもらえるのは
新しい環境で新しいことにチャレンジ
しているときの強い支えになりますね。
声優になりたいなら、
とにかく自分を磨くこと
実力社会の声優を目指す方は
とにかく自分自身を磨くこと、それに限ります。
演技力、声の幅、歌唱力、容姿…と全て
自分自身を磨くことが声優デビューの秘訣です。
実力を伸ばすためには自分に合った方法で学ぶこと。
それが一番の近道だと思いますので
しっかりと自分の性格や気性を認識し
合っている方法で実力を伸ばしていってください。
声優は個人事業主！声優になりたいなら
能動的に活動しよう
事務所に所属になっても
ほとんどの声優が個人事業主となり
事務所と契約しています。
上の項目でもお伝えした通り不安定な職なので
ローンが組めないなどの苦労もあります。
いわゆる企業勤めのOLが得られる保証…
例えば、
定期休暇や有休、あるいは
次年度も同じような内容で仕事を続けられる
という安定感、
などはほぼ無いと言っても良いと思います。
そんな中で声優で生活していくなら、
いろんなことに自ら進んで飛び込みましょう。
やってみて初めて、
その先へと繋がります。
恥ずかしくて…なんて消極的なことを言っていると
活躍できる場所を自ら狭めてしまいます。
ダメかも……なんて思わずに、
オーディションに飛び込んでみたり
新しい交友の場に足を踏み入れてみたりなど
何事も能動的に活動してくださいね。
声優村田太志さんは
バンジージャンプで度胸を付けた！
幅広い役を器用にこなす、
声優村田太志（むらた・たいし）さんは
デビューしたての頃は
前に出られない性格だったそうです。
事務所にバンジーでも飛んで度胸を付けてこい！と
言われ、本当にバンジーを飛び
その後、役に繋がっています。
こちらがその際の動画です。
現在もイベントやラジオでMCを務めたり
共演している演者に自ら絡みにいったり、と
努力が実を結んでいるような印象を受けます。
村田太志さんに限らず他の声優さんでも、
人見知りで～…など
前に出れないという話はよく聞きます。
しかし、そのままでは仕事にならないので
克服するために何かしらの努力や
きっかけを作って頑張っています。
どうしてもあと一歩前に出れない、という方は
バンジーではなくても
何か度胸がつくようなきっかけを作ると
良いのかもしれませんね。
苦労話から考える声優への道
・まとめ・
声優業界はとにかく実力社会です。
苦労があっても私ならできる！という
熱い気持ちがないとやっていけない職業
だと思います。
声だけといえども立派な芸能、
腕前と運で活躍具合が決まるお仕事です。
あなたの声が世界に響くかも。
あるいは一か所で細く長く使われ続けるかも。
誰かの記憶に刻まれるのかもしれません。
声優一本で食べていけるようになるまで
時間はかかるかもしれませんが、
その分、夢のある仕事で素敵だと思います。
スクールも事務所もよく調べて
素敵な声優を目指して頑張ってくださいね。
活躍を楽しみにしています！