【上品に】ホテルで食事をするときの美しいテーブルマナー（ディナーやランチ、ビュッフェなど）

2017/11/09 2019/03/11 マナー食事（food) Risa

・ホテルの（レストラン）で食事をするときの基本的なマナー

ホテルで食事するときふさわしい服装や鞄は？

ホテルのレストランで食事するとき
まず気になるのが服装ではないでしょうか。

フォーマルな感じで行くべきなのか、
昼と夜だと服装は変えるものなのか…など。

昼でも夜であても、
膝丈のスカートにブラウスや
アンサンブルを合わせる、
また上品なデザインのワンピースが
失敗しないスタイルです。

どんなお店の雰囲気にも
マッチするように！

派手な色や柄ものではなく、
シンプルで露出の少ない
エレガントなデザインのものを
選びましょう！

ノースリーブのワンピースの場合、
ジャケットかカーディガンを
羽織りましょう。

ホテルでは露出は控えた方が上品です。

見た目だけではなく、
羽織るものがあった方が

店内の空調の温度（暑い、寒い）に
合わせて対応することができて
便利ですよ。

ドレスコードって？

ホテルのレストランによっては、
ドレスコードがあるところもあります。

例えば
ノーネクタイやショートパンツ、
草履やスニーカーは「お断り」の
レストランがある、などです。

カジュアルなスタイルでも
OKなのかダメなのか、など…

格式の高いホテルの
レストランの場合は、
ドレスコードがあるのか、ないのか、
事前に確認しておくと当日、
慌てず安心して行くことができます。

ホテルで食事するときNGな格好、鞄、貴重品の管理

ホテルのレストランで食事するとき、
荷物はなるべく多くならないように
しましょう。

荷物は最小限に！
お財布、携帯、コンパクト（化粧直し用）
ハンカチ、ティッシュなど…
必要最低限なものだけにしましょう。

小ぶりなバッグは
貴重品の管理もしやすく、

また食事のときに
場所をとらないので便利です。

バッグはテーブルには置きません。
床や椅子（自分が座った後ろ）に
置きましょう。

雨の日で傘や濡れたコートが
ある場合は、指定の場所に置きます。

傘立てがない場合は
お店の人に聞いて、預けるなどして
店内を濡らさないようにするのが
マナーです。

事前予約が基本

基本的に一週間ほど前に
お店に電話して事前に
予約しておきましょう。

人気のレストランや
クリスマスなどイベントが多い時期は
予約ですでにいっぱい！なんてことも
ありますので、

日時が決まれば早めに
予約しておくと良いでしょう。

・ホテルでランチ。ビュッフェ（バイキング）スタイルのときのマナー

ホテルのレストランでよく
「食べ放題」＝
「バイキング」、「ビュッフェ」と
記載されていますよね。

「バイキング」とは
もともとは日本発祥の言葉。
これは海外では通じません。

「食べ放題」という意味には
変わりはありませんが、

「バイキング」は
日本で使われる呼び名だと
いうことを覚えておきましょう。

「ビュッフェ」はフランス語です。

運ばれてくる食事ではなく、
「セルフで食べる方法」
という意味があります。

オシャレでなおかつ、
世界で通じる言い方は
「ビュッフェ」。

ただし、
「ビュッフェ」とは
セルフで食べることを意味する
言葉であって、

必ずしも「食べ放題」とは限りません。
特に海外でビュッフェと記載されているからと
たくさん食べて、いざお会計となった時に
想像を超える金額を請求された！
なんてことも…。

日本では、ビュッフェ＝食べ放題を
意味するお店がほとんどですが、
海外や海外式のお店などでは
少し注意しましょう。

ホテルでビュッフェのときの過ごしやすいスタイル

ホテルで食事といえば、いつもと違い
フォーマルな格好で行くことが
望ましいですが、
ビュッフェスタイルのときは別。

ビュッフェ式のとき、
ジャッケットやスーツなど
かっちりした服装で行くと動きにくく、

料理が取りにくいので
あまりおススメできません。

ビュッフェで食事のときは、
何度も立ったり座ったりするので、
動きやすい格好が
過ごしやすくて快適です。

といってもあまりにカジュアルは
良くないので、スカートにニットや
締め付けない素材のワンピースなどが
向いているでしょう。

長いネックレスやスカーフ、
袖に大きいフリルなどが
ついたカットソーは、

料理を取るときに
ソースがついてしまったり、

邪魔になるので
避けた方が無難です。

モヘアやファーといったアイテムも
ビュッフェで料理を取るときに毛が抜けて、

並べてある料理に飛んでしまうことも
あるので不向きです。

ビュッフェのときのバッグは小さい方がいい？貴重品は？

ホテルのビュッフェで食事のとき、
料理を取りに何度も席を立ちますよね。

安全面をまず考えて、
貴重品は身につけて
料理を取りに行きましょう。

バッグは肩から下げられる小さめの
ショルダーバッグやポシェットを
用意すると良いでしょう。

万が一、盗難のことも頭において、
貴重品（バッグ）は常に持っておくのと
安心して食事を楽しむことができます。

もし、トランクなどの
大きな荷物がある場合は

お店の人に聞いて、
クロークに預けるようにしましょう。

大きな荷物は店内に持ち込むと
邪魔になるので気をつけましょう。

ビュッフェで使ったお皿は重ねなくてOK

ブッフェのとき、
何度お皿を替えてもかまいません。

汚れたお皿を持って
店内を歩くのはよくありません。

料理を取りに行くたびに
新しいお皿を使うのが
ビュッフェのときのマナー。

ほかの料理と味が混ざってしまうので
お皿は取り替えましょう。

また、食べ終わったお皿はテーブルに
重ねずにそのまま置いておきましょう。

食べ終わったら、
お皿の上にカラトリーを
揃えて斜めに並べておけば、

「下げてもらいたい」という合図に
なるので、お店の人が下げてくれるでしょう。

混雑していて、お店側が
食べ終わったお皿に気が付いて
くれなかった場合、直接スタッフに
お願いしてお皿を下げてもらいましょう。

食べる順番、人気メニューを食べる時のマナー（並び方）

ブッフェ形式でランチのとき。
まずは端の冷たいオードブルから
順番に取っていくのがマナー。

コース料理と同じように
前菜→スープ→メイン→デザートと
いった流れで料理をいただくのが
スマートです。

会場でも冷たいもの（オードブル）から
並べてあります。

前菜の次に温かい料理をいただきましょう。

同じプレートに冷たいものと
温かいものを一緒に盛るのは
タブーです。

冷たいもの、温かいものは
別々のお皿に少しずつ取って、
いただくのがビュッフェのときの
美しいマナーです。

ひと通り料理を食べたあと、
人気メニューを
もう一度食べたくて取りに行くとき。

混んでいて並ばないといけない
こともあるでしょう。

並んでいる間、暇だからと大きな声で
話したり、笑ったりするのはマナー違反！

料理に唾が飛ぶかもしれません。
並んでいる間、友人と話すときは
小さな声を心がけましょう。

また、
先に友達に列に並んでもらっておき、
後から行ってそこに割り込む…
なんて行為もタブーです。

きちんと順番に並んで、マナーを守って
人気メニューを堪能してくださいね！

※食べ放題だからといって、お皿に
てんこ盛りのせるのは上品ではないので
やめましょう。
２～４種類ずつ選んで盛り付けると
美しいです。

取った料理は全部頂くのがマナー

お腹が空いていたらつい、おいしそうな
料理をたくさん取ってしまうことも
あるでしょう。

でも料理を取りすぎないように
注意しましょう。
お皿に取った料理は、残さず
ぜんぶ食べるのが
ブッフェスタイルのマナーです。

おいしそうだ！とたくさん盛っても、
口に合わないことや途中で
満腹になってしまうこともあるでしょう。

ブッフェスタイルのときは
食べ残すことがないように、
自分が食べられる量を
少しずつ取るのが美しいマナー。

食べられそうなら、
また取りに行けばOK！

くれぐれも料理の取りすぎには
注意しましょう。

・ホテルで豪華なディナー。コース料理のときの基本的なマナー

コース料理のときのフォーマルなテーブルマナー

たくさんテーブルに並べられたカラトリー。
使い方は、
外側から左右を対にして取り、
使用していくのがマナーです。

ナプキンは最初の飲み物や
料理が来たら、膝の上へ広げます。

ナイフとフォークの両方を使うとき、
肘を張らないように注意しましょう。

フォーク＆ナイフの使い方、マナー

すでにご存じの方も多いでしょうが、
フォーク、ナイフは音をカチャカチャ
鳴らさないようにして使用するのがマナー。

そして食べている途中で
ナイフ、フォークを置く場合、
「ハの字」にしてお皿に置きます。
こうするとお皿を下げられることは
ありません。

食べ終わったら、フォーク、ナイフは
揃えて右斜め下にくるようにお皿に
置いておきます。

フレンチ、イタリアンの詳しい
マナーは、ぜひ以前の記事を参考に
なさってくださいね。

殻付きのカニを食べるときのマナー

カニに身を取り出しやすいように
包丁が入れてある場合は
専用のピックやお箸で
身を取り出していただきます。

包丁が入ってない場合は
専用のハサミで縦に切り込みを入れ、
殻を割って身を取り出します。

殻付きのカニを食べるとき
身を出している間、夢中になりすぎて
会話がはずまないこともあるでしょう。

そんなことがないように周囲のことも
少し気にしながら頂くことができたら
良いですね。

また、
一度に全部のカニの身を出してから
まとめて食べる、というのは子供っぽい
印象を与えるので避けましょう。

身を一本ずつ出して食べるのが
美しい食べ方です。

カニの殻は専用のお皿かボールが
用意されていますのでそちらへ。
いっぱいになったら新しいものと
取り替えてくれます。

指が汚れたから舐める、
とういのはNG。

焦らず、
フィンガーボール（指先を洗うもの）や
おしぼりで指を綺麗にしてから、

お箸でゆっくり食べるのが
上品なマナーです。

皮付きの果物の上品な食べ方

巨峰やメロン、
バナナやオレンジなど
皮付きの果物が出されたとき。

手で持って
直接かぶりつくのは下品です。

少しずつ切って上品に食べる方法、
マナーを身に着けておきましょう。

〇巨峰…

まず一粒とり、
皮を半分にむきます。

花びらのように向くと綺麗ですよ。
それからいただきましょう。

種つきの場合は、片手で少し口元を
隠しながらもう片方の手で
種をつまみ出します。

皮や種は、お皿の端に置いておきます。

〇メロン…

半月に切られたメロンの場合、
まずフォークを左側に刺してメロンを押さえて
ナイフで右側から実と皮の間を少し残しながら
皮と実を切り離します。

次にメロンを左側から一口サイズに
ナイフで切りながら頂きます。

〇オレンジ…

皮付きのオレンジの場合。
手で皮をむいていただきます。
むいた皮はそのまま、ではなく、
小さくなるように少し重ねるなどして
お皿の端に置いておきましょう。

〇バナナ…

ナイフとフォークを使って
まずバナナの左端、そのあと
右端を切り落とします。

そしてバナナをフォークで押さえながら
ナイフで皮を縦に切りましょう。

次にナイフとフォークを使って
切れ目から皮を前後に開くと綺麗に
実が出ます。

バナナの実は皮にのせたまま、
一口サイズに切っていただきます。

上手におしぼりを使いながら
フルーツの汁がテーブルや洋服に
飛ばないように気をつけながら
丁寧にいただきましょう。

ホテルではチップは必要？

基本的に日本のホテルでは
チップは渡す必要はありません。

すでに１０パーセントほどの
サービス料が元々含まれているからです。

外資系のホテルであっても、
チップの必要はありません。

・ホテルのルームサービスで食事。基本マナーとは

高級なホテルの多くが部屋で
食事ができるルームサービスを
提供しています。

夜景を見ながら部屋でゆっくり
食事を堪能できるルームサービス。
このときもマナーがあります。

朝食をルームサービスで頼むときは前日に注文する

朝食をルームサービスで頼みたいとき。
基本的に前日にお願いしておきます。
要望に応じた朝食が指定した時間に
部屋に届けられます。

セッティングはスタッフにお任せする

部屋にワゴンで料理が運ばれてきます。
テーブルセッティングなどはすべて
ホテルのスタッフがしてくれますので
お任せしましょう。

多くの場合、部屋にワゴンを残して
スタッフは戻ります。

食べ終わったら電話連絡するのが基本

食事が済んだら、
部屋に置いてあるワゴンに
乗せて廊下へ出しておく場合と、

部屋まで食器類を
片付けに来てくれる場合があります。

食事が終わったら電話連絡します。
ホテル側に合わせて対応してくださいね。

ちなみに！

廊下に出す場合は、
食べ終わったものですから
ナプキンをかけて出すのがマナーです。
他の利用者さんも通る廊下ですので、
注意しましょう。

ホテルのルームサービスで気をつけること

テーブルのセッティングや
料理を運ぶことなど…
全部スタッフにしてもらいましょう！

熱いものや高級なグラスなどもあるので
勝手に触れないようにしましょう。

ルームサービスのとき、チップは必要？

日本国内のホテルの場合、
チップは渡す必要はありません。

すでにルームサービスの料金に
「サービス料」として含まれていると
考えましょう。

支払いはチェックアウトのときに
済ますのが一般的です。

※海外のルームサービスでは
チップが必要な場合がほとんどです。

渡航先の国によってチップの料金も
さまざまですので、事前に
調べてスマートに対応してくださいね。

服は自由？

ルームサービスで食事をするとき、
基本的に服装は自由。
ラフな格好でOKです。

自由だからなんでもアリ！という
わけではありません。

シャワー直後のびちゃびちゃに
濡れた髪のままや、
下着のような格好は大人の女性として
品格がないのでやめておきましょう。

スタッフに見られても恥ずかしくない
格好でいることがマナーです。

・ホテルで食事の最中、こんなとき、どうしたらいい？

ホテルで食事をするとき
こんなとき、どうしたらいいの？

当日、困らないようにするためにも
ちゃんとしたマナーを知っておくと
役に立ちます。

よくある疑問にお答えします。

写真撮影は可能？お店の人に聞いたら撮影OK？

ラグジュアリーなホテルで食事。

盛り付けも豪華でキレイ！
写真に残したい！

と思うこともあるでしょう。

カジュアルなレストランでは
許可なしに撮影しているかも
しれませんが、

格式のあるホテルのレストランでは
撮影やフラッシュが
NGな場合もあります。

どうしても撮りたいときは、
必ずお店の人に聞いて、
許可をもらってから
写真を撮るようにするのがマナーです。

飲み物はなにをオーダーするべき？

料理の前に最初にいきなりビール！
というのは、ホテルでの食事のときは
ふさわしくありません。

ビールは食前酒ではありません。

格式のあるホテルで食事の場合、
食前酒は、シャンパンや
シェリー酒などが一般的です。

ワインやシャンパンをよく知らない
という人は、甘口や辛口、さっぱりした
軽いものが良い…など好みをお店の人に
伝えておススメを教えてもらうと良いでしょう。

分からなくても恥ずかしくありません。
お店の人に聞きましょう。

アルコール類が飲めない場合は、
ソフトドリンクやでノンアルコール、
ミネラルウォーターでもOK!
無理にお酒を頼む必要はありません。

グラスにつた口紅。どうしたらいい？

シャンパンやワインを飲んだとき、
グラスに口紅がついてしまった！
気になるから拭きたい…

でも、
ナプキンで直接拭きとるのはNGです。

汚れた部分を指先でそっとぬぐったあと、
ナプキンの内側で汚れた指を拭くのが
美しいマナーです。

ワインやシャンパンをついでもらうとき、グラスは持つの？

洋食ではどんな飲み物でも、
ついでもらうとき
グラスは持たないのがマナーです。

ワインのテイスティングの仕方が分からない

まず、グラスに注がれたワインを
光にかざしてワインの綺麗な色を見て
楽しみましょう。

次にグラスの脚もとを指で挟んで
テーブルの上でゆっくりと回します。

そしてワインの香りをかぎ、
それから少量を口に含んで飲みましょう。

ワインに詳しくない場合、どうしたらいい？

アルコールは飲めるけど、
ワインの種類など
あまり詳しいことは知らない…

こういった場合は、少し頂いてから
「おいしい！」、「良い香り！」
などワインの感想を言うと良いでしょう。

カトラリーを落としてしまったら

カトラリー類を落としてしまったら…

自分では拾いません。

手をそっと上げて合図し、お店の人に
伝えて、新しいものと替えてもらうのが
マナーです。

グラスを倒してしまった場合も
自分でテーブルを拭いたりせず、必ず
お店の人に伝えて、対応をお任せしましょう。

食事中にトイレに行きたくなったら

食事前にトイレを済ませ、
手も洗っておくのが基本マナーですが、

どうしても食事中に
トイレに行きたくなったときは、

料理と料理の間にさりげなく席を立ち、
トイレへ行くようにするのがマナー。

取っ手のついたスープカップは持っても良い？

スープは音を立てずにスプーンで
頂くのがマナーですが、

スープカップに取っ手がついている場合、
カップを手で持ち上げて
スープを飲んでもかまいません。

ただし、スープの量が多い場合は
こぼしてしまったり、
思いがけず熱くて慌ててしまうかも！
要注意です！

最初はスプーンで飲みましょう。
スープが半分くらいの量になったら
手でカップを持って残りのスープを
音を立てないように気をつけながら
飲むようにすると美しいです。

骨付きのお肉。手でかぶりついても良い？

まず骨と肉をナイフで切り離して
一口サイズにしてからフォークで
食べるのが美しいマナーです。

ですが、
はじめから骨に紙やホイルが
巻き付けてある場合や
指を洗う器（フィンガーボール）が
用意しておる場合は、
手でその紙やホイルの部分を
持って直接かぶりついてもかまいません。

残ったソースはパンにぬって食べても良い？

イタリアンやフレンチなどで
ソースがおいしい！

「最後までおいしいソースを楽しみたい」

という敬意を表す意味で、
パンでソースをぬぐって
食べることがありますよね。

これは、
マナー違反にはなりませんが
格式の高いホテルのレストランで
食事するときはしないほうが良いです。

周りの状況を見ながら臨機応変に
判断してくださいね。

・さいごに

ホテルのレストランで食事するときの
基本的マナーはいかがでしたか。
知らなかったこともあるかもしれません。

ぜひ、こういったことを参考に、
上品に振る舞って、非日常的な空間、
ホテルでの食事を楽しんで
優雅なひとときを過ごしてくださいね。

福岡のインスタ映えするカフェおしゃれに過ごせるカフェ34選
こちらの記事もオススメです。