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このミステリーがすごい!大賞を一挙にご紹介

このミス大賞アイコン

毎年話題となる
このミステリーがすごい!』大賞。
大賞の賞金1200万円
優秀賞には200万円の他
作品の刊行が約束されるという
大変豪儀な新人賞です。
過去の大賞作品には
日本のミステリー史に名を刻む名作もあり
ミステリー作家の登竜門と言われています。

そんなこのミス大賞の
2019年度の大賞が決定いたしました。

というわけで今回は
大賞・優秀賞など
2019年度の受賞作品のご紹介と同時に、
過去の大賞作品も、
ネタバレなしで一挙にご紹介いたします!

▽国産ファンタジーをお探しならこちらを是非!!!

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Contents

このミステリーがすごい!大賞とは

まずは
『このミステリーがすごい!大賞』とは?
という方へ、ざっくりとした概要を
ご説明いたします。
本屋さんよく見かけ、毎年話題となる
「このミステリーがすごい!」の文。
どんなところがすごいのか知っておけば
より楽しめるかもしれません。

このミステリーがすごい!って何?

『このミステリーがすごい!』とは
宝島社が1988年から発行している
ミステリー小説ブックランキングを掲載した
ガイドブックです。

このミステリーがすごい!のランキングは

  • 国内ミステリー作品
  • 海外ミステリー作品

で部門が分かれており、
それぞれ投票形式でベスト10が選ばれます。
この投票は
「読書のプロ」と呼ばれる
編集部が認めた読書家にベスト6を挙げてもらい
得点化するのだそうです。

このミステリーがすごい!大賞創設は2002年

1988年から刊行されているガイドブック
『このミステリーがすごい!』から派生して
2002年から「このミステリーがすごい!大賞」
誕生しました。

このミス大賞は
エンターテイメントを第一義の目的とした
広義のミステリーを対象とした文学賞です。

受賞作品宝島社から出版されます。
この大賞創設の意図は
「面白い作品、新しい才能
発掘・育成するシステムを構築することにある」
ということで
ミステリー作家を目指す新人作家
応募対象となっています。
_____

このミステリーがすごい!大賞
2019年結果発表!

それでは早速2019年、第18回
このミステリーがすごい!大賞の受賞作品を
一挙にご紹介いたします。
ちなみに最新の第18回受賞作品は
まだ刊行されておりません。
筆者も未読のため
あらすじ選評のご紹介とさせていただきます。

このミステリーがすごい!2019
大賞/優秀賞/U‐NEXT・カンテレ賞

大賞
歌田年『模型の家、紙の城』

 

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【あらすじ】
プラモデルで男の浮気がわかり
家のジオラマで大量殺人が明らかになる
主人公は関係ない紙の鑑定士なのに探偵役?

【選評】
紙にまつわる蘊蓄模型にまつわる蘊蓄
ダブルで披露される」
「語り口とキャラクターは即戦力」
→ 大森望

「紙鑑定士に模型のモデラーという
未知のキャラクターにまず惹かれた。
彼らの繰り出す蘊蓄も巧みに事件に活かされ
独自の探偵物語の生成に成功している」
→ 香山二三郎

「模型や紙について繰り出されるマニアックな蘊蓄が
面白いだけでなく
それらの知識や情報が
しっかり事件や捜査と絡んでいるため
飽きることなく最後まで読ませる」
→ 吉野仁
(宝島社『このミステリーがすごい!大賞』HPより引用)

HPで公開されている小説の冒頭部分
確かにマニアックな話題でありながらも
主人公のキャラクター性から
私立探偵ものの良い香りを感じました。
これがどんな事件に繋がっていくかと思うと
続きを読みたくてたまらなくなります。

優秀賞
朝永理人『君が幽霊になった時間』

 

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【あらすじ】
学園祭のお化け屋敷で少女が絞殺された
同級生コンビ
ロジカルに犯人を暴く青春ミステリー

【選評】
ひたすらロジックで詰めていく
解決編の切れ味は鮮やか
→大森望

「ロジカルな推理が目玉で
被害者が死んだ時間を突き詰めていくくだりは
スリリングのひと言だ」
→香山二三郎

「前半の思わぬ部分に
トリックが仕込まれているなど
解決にいたるプロセスで
驚かされる部分がいくつもあり
ミステリの面白さは十分」
→吉野仁
(宝島社『このミステリーがすごい!大賞』HPより引用)

軽快な語り口から始まる青春ミステリー。
それでいてロジカルな推理が目玉というのが
現代版・本格ミステリーかと期待が高まります。

U‐NEXT・カンテレ賞
貴戸湊太『ユリコは一人だけになった』

 

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【あらすじ】
高校に残る都市伝説をめぐって
人々の悪意が重なり合う学園ミステリー

【U-NEXT・カンテレ賞選考会コメント】
愛、憧れ、哀しみ、憎しみ、焦り、嫉妬…
人間の様々な感情が「悪意」となって
それが悲劇を生む。
とある高校に残る「ユリコ様」という
オカルト的な伝説をモチーフにしながら
底流には
生身の人間の感情がしっかりと描かれています。
登場人物はエキセントリックな側面を持ちながら
それぞれにどこか共感できるポイントがあります。
(宝島社『このミステリーがすごい!大賞』HPより引用)

冒頭から圧倒的に迫り来る
ほの暗く美しい世界観!
女子高生たちによる
オカルティックで耽美な本格ミステリーは
映像化が待ちきれません。

※U-NEXT・カンテレ賞は
ドラマ化を前提とした賞で
2020年春に
ドラマ配信・放送が予定されています。

このミステリーがすごい!
過去大賞作品一挙紹介!

ここからは、過去の
「このミステリーがすごい!大賞」受賞作を
第1回から順に、
書評や選考会でのエピソードもまじえ、
一挙ご紹介させていただきます!

【第1回】このミス大賞は最初から大波乱!?

大賞
朝倉卓弥『四日間の奇蹟』

 

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第1回大賞は
何度も読み返したくなるミステリー。
ミステリーというよりファンタジーでは?
そんな声が聞こえてくるほどの
不思議でちょっと切ないストーリーです。

指をなくしたピアニスト
脳に障害を持つ少女
とある事故で
生死の境をさまようことになった女性
この三人が中心となる物語は
上質な描写力の光るヒューマンドラマです。
様々な伏線が張り巡らされた文章的技巧や
ストーリーの構成力が
「新人離れしている」と評価されました。
文句なく第一回このミス大賞にふさわしい作品。
心のデトックスをしたい方におすすめです。

銀賞
東山彰良
『逃亡作法―TUAD ON THE RUN―』

 

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改稿を前提とした銀賞受賞」という
破天荒な受賞でデビューを飾った
疾走感あふれる痛快脱獄エンターテイメント
バイオレンスと下ネタが飛び交う
ハードボイルド作品です。

なぜ改稿を前提としたのかといえば
前半の完成度の高さに対し
後半の失速感に選考委員が首をひねったからです。
それでも前半のあまりの面白さに
「後半を改稿さえすればとんでもない傑作に」
という評価が下り受賞となりました。
ちなみにこの「改稿前提の受賞」は
このミステリーがすごい!大賞において
この後の方向性を大きく決定付けました。

選考委員を虜にしたダーティな魅力満載の
国産脱獄ミステリー。
一度読めばクセになりそうな一冊です。

【第2回】犯罪”活劇”!このミステリーがすごい!

大賞
柳原慧『パーフェクト・プラン』

 

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第2回大賞に選ばれたのは
現代社会の闇をあばく
誰も傷つけないノンストップ犯罪活劇
幼児虐待にオンライントレード、ES細胞など
当時の社会問題を象徴するワードてんこ盛りで
息をつく暇もなく予想不可の展開が待っています。
著者はこの作品を
マンガみたいな小説が書けないかな」
という思いから執筆を開始しました。
その狙い通り
個性的な登場人物たちが入り乱れる書き方は
まさにマンガのような表現方法。
エンターテインメント小説の名にふさわしい
読後感最高の作品です。

【第3回】大賞は対極的ハードボイルド2作品

大賞
深町秋生『果てしなき渇き』

 

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元刑事が失踪した娘の行方を追う
ハードボイルドなノワールものがこちらです。
「これは読む人を選ぶだろう」と
選考委員の方が口をそろえて感想をもらしながらも
大賞受賞となりました。
重量級破滅型ノワール
鬼畜系の暗黒活劇」などと評された
この作品ですが
新人離れした文章力と構成の技巧
大賞の決め手でした。

主人公がはちゃめちゃな性格をしているので
勧善懲悪が好きな方は苦手かもしれません。
著者いわく
「慈愛に満ちた世界を疎み
燦々と輝く太陽に向かって
唾を吐きたいと願う人間」
に向けた物語だとか。コンセプトから人を選んでます。
万人受けの物語ではありませんが
ノワールものが好きな方は一読の価値があります。

大賞
水原秀策『サウスポー・キラー』

 

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一方のこちらもハードボイルドもの
一癖ある語り口で展開するこの物語は
『果てしなき渇き』とは対極に位置するといって
過言ではないほどのエンターテイメント作品です。
特徴的なのはなんといっても
登場キャラクターたちのユニークさ。
その中でも抜群に個性が際立つ
ニヒルでクールな頭脳派主人公
まさにハードボイルドそのものです。
オーソドックスなハードボイルドを欲している方
是非とも読むべきです。

【第4回】大賞は、今や誰もが知るあの名作

大賞
海堂尊『チーム・バチスタの栄光』

あらゆるエンターテイメントとしての
面白さにおいて
過去5年間の新人賞の中で一番面白い
太鼓判を押された

 

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この作品は
選考委員の満場一致により
選考会開始数十秒で大賞受賞となりました。
医療を題材としたミステリーである本作は
世界観のリアルさと
フィクション的なキャラクター性が
見事に融合しています。
現役病理医(この小説を書いた当時)による
リアルな医療の現場の描写はさることながら
物語のエンターテイメント性につながる
人物造形の巧みさが際立って面白い!
心優しき内科医口が悪く頭のキレる役人という
凸凹コンビは、面白くない訳がない。
未読の方は一刻も早く読むべきです。

【第5回】スリリングなクライムサスペンス!

大賞
伊園旬『ブレイクスルー・トライアル』

 

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第5回の
このミステリーがすごい!大賞は
軽妙な語り口で進むクライムサスペンス。
「現代版金庫破りサスペンス」
と呼ばれるこの作品は
賞金一億円をかけて難攻不落の研究所に忍び込み
制限時間内に所定のものを盗み出すという
ハラハラ・ドキドキが楽しめる作品です。

主人公チームのバディ感と、
競合する強盗犯や私立探偵など一癖ある他のチーム
が一番の魅力。
まるで海外ドラマを見ているようです。
スリリングなサスペンスを一気読みしたい方に
おすすめしたい作品です。

【第6回】このミス飯テロ大賞!?

大賞
拓未司『禁断のパンダ』

 

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こちらは一風変わった
飯テログルメミステリー
フレンチ料理の描写力は
ミステリーそっちのけで美味しそう面白い。
グルメ小説です。
(違います)
しかし実際、辛口選考委員の方々も
口をそろえて美食シーンを絶賛しています。

しかしこの物語は美食×ミステリー
美食をめぐる謎を追い
最後にたどり着いたショッキングな結末は
ちょっと背筋が寒くなります。
新感覚の高レベル美食ミステリーは
是非お腹を満たしてからお読み下さい。

【第7回】大賞は爽快作&重量級

大賞
山下貴光『屋上ミサイル』

 

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ライトな文体で進む爽やか青春ミステリー。
伊坂作品が好きな方はきっと楽しめます。
選考委員の一人、大森望さんは
キャラの魅力だけなら
『チーム・バチスタの栄光』以上」と絶賛。

殺し屋やらドラッグやらミサイルやら
物騒なワードしか出てこないのに
爽快感のある物語です。
なんといっても米国大統領が拉致監禁され
日本にミサイルが落ちる状況で繰り広げられる
日常(?)ミステリーという独特な世界観が
不思議とツボにはまります。

キャラクター小説が好きな方
是非一読してみて下さい。

大賞
柚月裕子『臨床真理』

 

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障碍者への虐待福祉利権をテーマとした
重量級の一冊がこちら。
障碍者施設で暮らす少女の自殺を巡る物語は
思わず吐き気を催してしまうほどの
凄惨な真相へとたどり着きます。

読むと心が辛くなります。
ミステリーの流れとしてはかなり王道で
聡い読者であれば
中盤で犯人が分かるかもしれません。

それでも真相に手が届く瞬間の
ハラハラした緊張感
サスペンスとしてまぎれもない一級品
テーマと真相の重さが相まって
読み応え十分の一冊です。

【第8回】問題作と正統派のダブル大賞!

大賞
太朗想史郎『トギオ』

 

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これはミステリーなのかSFなのか
それとも異世界転移ものなのか
ジャンルの枠すら超越した異色の問題作!

貧しい寒村に暮らす少年が
口減らしで捨てられた「白」を保護することから
物語が始まるのですが
それからの展開がかなりクセ強め。

エンターテイメント性よりも
文学性が強いという評価が専らです。
おそらく読書経験が豊富な方ほど
ラスト後の妄想や考察が捗るでしょう。

独特な書き味
読者を選んでしまうという意味でも
娯楽小説とはかけ離れており
今でもこの小説が面白いか面白くないか
評価が二分しています。
色々な意味で読んでみたくなる一冊です。

大賞
中山七里『さよならドビュッシー』

 

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前述の『トギオ』とは真逆の
正統派エンターテイメントミステリーがこちら。
音楽と青春とミステリーが融合したこの作品は
娯楽性が高いと見せかけてトリックが本格的

それでいて音楽に関する描写が洗練されていて
何重にも世界観を楽しめる作品となっています。

作者の中山七里さんは過去何度も最終選考に残り
時には優秀賞を受賞した実力者。
今回で満を持しての受賞となりました。

ちなみにこの物語の探偵役、岬洋介は
「ピアノが弾ける恰好いい金田一」
という着想から生まれたキャラクターだそうです。
なんだか納得。
このミス選考委員が自信を持っておすすめする
正統派エンターテイメントミステリー。
本作だけでなく
次作以降のシリーズを通して読みたくなります。

【第9回】このミステリーがすごい!選考会
<満場一致>の大賞受賞

大賞
乾緑郎『完全なる首長竜の日』

 

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原稿用紙10枚足らずで選考委員を唸らせた
衝撃の作品。
現実と虚構の境があやふやになる、
映画「マトリックス」級のSFミステリー。

少女漫画家である主人公と、こん睡状態の
特殊な機械を使用して意思疎通を行うという
近未来SFの設定であるのに
主人公の日常や心情描写のリアリティがすごい。
それゆえに現実と虚構が見えにくくなり
読者を惑わします。
ゆっくり現実世界が崩壊していく様子
なんともいえない恐怖感でいっぱいになる
衝撃の読書体験が出来るミステリーです。

【第10回】大賞の著者は現役弁護士!

大賞
法坂一広『弁護士探偵物語 天使の分け前』

 

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古式ゆかしい私立探偵小説がこちらです。

普段は駄目駄目な、茶目っ気のあるおじさまが
探偵業の時に冴え渡る頭脳を披露する。

そんな様式美を踏襲しながらも
法曹界の闇に鋭く切り込むメッセージ性
高く評価されての受賞となりました。

この作品一番の特徴は
ワイズクラックと呼ばれる皮肉交じりのジョーク
主人公の台詞の9割が
ワイズクラックと言っても過言ではありません。
そのため好きな人は絶賛するし
駄目な人は若干の苦痛を伴います。
一言で言えばクセが強い

そんなクセ強めなワイズクラックの中に潜むのは
日本の刑事裁判に対する強い憤り。
現役弁護士である著者の熱いメッセージ
物語の中にちりばめられています。

ジャズとバーボンをお供に読んでみたくなる
ハードボイルド私立探偵小説です。

【第11回】最…“恐”…の大賞。
このミステリーがすごい!

大賞
安生正『生存者ゼロ』

 

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選考委員の一人茶木則雄さんが
「ジャック・ヒギンズを凌ぐストーリーの意外性」
と評した、超どんでん返しの一冊がこちら。
壮大なスケールで描かれるパンデミック小説
緊迫感がビリビリ伝わってきます。

北海道の半島から始まった致死率の高い感染症
人々を未曾有の恐怖に陥れます。
謎の感染症に罹患した人が次々と倒れていく
その克明な描写は壮絶の一言。
グロ耐性が必要かもしれません。

加えて、パンデミック危機を舵取りする
「民政党」の首相を始めとする政治家達の失態と
それに対する強い憤りも本作のメインテーマ。
特に後半の政府に対する畳み掛けは
胸が熱くなります。

グロいのについつい読んでしまい
読後に思わず体を掻き毟りたくなってしまう
最恐パニックスリラー小説です。

【第12回】警察物と陰謀物がダブル大賞!

大賞
梶永正史
『警視庁捜査二課・郷間彩香 特命指揮官』

 

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ゴツめの警察小説のようなタイトルに反して
かなりコメディー色の強い奇想天外刑事ものです。

贈収賄や詐欺などの知能犯罪を追いかける主人公が
なぜか銀行立てこもり事件の指揮官に任命される
そんな破天荒なストーリーなのですが
著者の筆力で読者を納得させてきます。

それなのに軽快なタッチの語り口なので
かなり読みやすい。

娯楽小説としての楽しさ
選考委員に何よりも評価された作品で
「すぐにでも映像化されそうな」と大絶賛。
実際に2016年にドラマ化されました。

このミステリーがすごい!大賞の求める
エンターテインメント性」において
間違いなく一級品の警察小説です。

大賞
八木圭一『一千兆円の身代金』

 

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ド肝を抜くタイトルに目を奪われる
誘拐を題材としたミステリーです。
ちなみに応募時の身代金請求額は
991兆円の設定でした。増えてる。

誘拐されたのは、とある大物政治家の孫。
犯人の要求は
国家の財政赤字と同額の身代金を支払うか
国家財政の抜本的再構築を提示するかの二者択一。

このあらすじだけでも興味をそそられますね!
国家の革命を望む誘拐犯のてんまつは
一体どうなってしまうのか。
憂国社会派小説は面白いだけではなく
様々な学びと気付きが芽生える一冊です。

【第13回】超ハイセンスで大賞受賞!

大賞
降田天『女王はかえらない』

 

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誰もが一度は体感したことのある
スクールカースト
ドロドロの学園ミステリーに仕立てた作品です。

小学生のスクールカーストえげつないです。
このストーリーでは
クラスのカーストトップに位置する
二人の少女の権力闘争から始まり
クラスメイトや周囲の大人を巻き込みながら
思わぬ方向に話が進んでいきます。

作中に登場するトリックの技巧が本格的
これぞミステリー!という趣。
2度読み推奨です。
ミステリーをよく読むという方でも
ミスリードに引っかかってしまいます。
何よりも読み終えてからもう一度呟きたくなる
タイトルのセンス
どこをとっても完成度の高い一冊です。

【第14回】芸術/金融。このミステリーがすごい!

大賞
一色さゆり『神の値段』

 

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アートの世界とミステリーを掛け合わせた
稀少なミステリーはこちらです。
億単位の高額取引のある美術商の業界が
詳しく描かれているので
これだけでも一読の価値が十分にあります。

舞台はある人気芸術家の作品を
専門として取引をするギャラリー。
美術品の流通システム
オークションの様子など
作中には克明な描写がちりばめられています。

著者が元ギャラリー勤務というところも
説得力あり。
そしてこの物語に登場する芸術家は
キャラクター性が強いと見せかけて
実在した人物をモデルにしているらしく
現実の美術業界がミステリーという
裏話もあったり。

巨額の金銭と人の欲望が渦巻く
新しいジャンルのミステリー。
アート好きさんに是非読んで欲しい一冊です。

大賞
城山真一
『ブラック・ヴィーナス 投資の女神』

 

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株取引の天才「黒女神」元銀行員の助手による
人情味溢れる金融ミステリーがこちらです。

金融ミステリーと聞くと
株や投資など難しそうなイメージがありますが
こちらはライトな語り口なので
金融系のワードが苦手な方でも気にせずに
ざくざく読めてしまいます。

お金を通じて人の心を描くという切り口が
読者を金融の世界にぐいぐいと引き込みます。
しかも後半からの怒涛の展開も読み応えあり。
読後感も抜群です。
読後の爽快感を楽しみたい方に
是非読んでいただきたい一冊です。

【第15回】大賞選考会大絶賛、ガン消失トリック

大賞
岩木一麻『がん消滅の罠 完全寛解の謎』

 

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がんで余命半年の宣告を受けた患者が
生命保険を受け取って半年後に寛解した!という
そんな前代未聞のミステリーを掲げたこの作品。

医学的知見を駆使したトリックは
選考委員の大森望さんに
「史上最高レベルの医療本格ミステリー」と
絶賛されました。

ミステリーのジャンルに「消失もの」は数あれど
「がん」が消失するミステリー
この作品以外にありません。
物語自体も二転三転する運びや様々な伏線など
作品としての完成度はかなり上質

ミステリー好きさんに読んでいただきたい
新感覚の医療ミステリーです。

【第16回】大賞は考古学ミステリー!?

大賞
蒼井碧『オーパーツ 死を招く至宝』

 

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オーパーツという特殊な題材を用いた
本格ミステリーがこちら。
オーパーツといえば、考古学上、当時の技術では
製造が困難(不可能)とされる出土品です。
オーパーツを鑑定する自称オーパーツ鑑定士
そのそっくりさんな青年が織り成すW探偵による
本格ミステリーといった趣。

選考会でも当初色物枠と目されましたが
ぶっ飛んだ着想堅実なトリック
「こういうジャンルなんだな」
と選考委員を納得させ、堂々の受賞となりました。

オーパーツへのマニアックな知識と考察が光る
少々オカルティックな気配のするこの一冊。
こういった世界観のお好きな方には
たまらない一冊です。

【第17回】大賞はぶっ飛んだ「サイコパス対決」

大賞
倉井眉介『怪物の木こり』

 

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人を殺すことを厭わない
シリアルキラーなサイコパス
「怪物マスク」と呼ばれる人物に
斧で頭を割られそうになったことから
犯人への復讐を誓うという
ぶっ飛んだ展開のサスペンススリラーがこちら。

サイコパスな犯人視点によるミステリーは
過去に例がありますが
サイコパスVSサイコパスなミステリーは
中々ないのではないでしょうか。

しかも主人公が事件を追う過程で明らかになる
陰惨な事件がまたえげつない!
漫画化、映像化にストップがかかりそうな
驚愕のサイコサスペンス。
ホラー好きにも楽しめる一冊です。

↓ちなみに筆者はこちらでホラー漫画特集も
書いています。よかったらご覧くださいませ。

ホラー漫画おすすめ20選!ホラー好き女子が「名作ガチ怖」から「ゆるふわホラー」まで多彩に紹介

このミステリーがすごい!
大賞作品一挙紹介
〜おわりに〜

いかがでしたか?
本格ミステリーから異色作まで、
多種多様なエンターテイメント作品を
世に送り出し続けてきた
このミステリーがすごい!大賞。

ざっと目を通しただけでも
受賞作品のジャンルの幅広さに驚かされますね。
それでも唯一このミス大賞が譲らないのは
「面白さ」という一点です。

例え文章が荒削りでも、
トリックが破綻していようとも、
読む人を選ぶ作品でも。
そこに、何か一つ面白さが認められたなら
大賞受賞に手が届くというのが
このミス大賞の意義。

新人作家の発掘・育成を目論むこの大賞は
今年で第18回を迎えましたが
これからも面白さに満ち溢れたミステリーを
世に輩出していくはずです。

【2019】本屋大賞に輝いた小説と、ノミネート作品を紹介!(翻訳小説部門・発掘部門もあわせて解説)

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ライター紹介 ライター一覧

紙山 弥実香

紙山 弥実香

図書館勤務経験を持つ趣味人。
自宅の本棚は分類番号と作者の名前あいうえお順で並べることをポリシーとしている。将来自宅に壁一面の書庫を作ることを目標に日々節約している。

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